大会第4日 今大会筆記体のユニフォームで臨むチームは4チーム

そのうち3チームが勢ぞろいする大会4日目となりました

 

【第4日】

第一試合 宇治山田商業(三重)-東海大福岡(福岡)

三重県勢通算62勝(春27勝 夏35勝) 宇治山田商通算1勝(春1勝 夏0勝)

福岡県勢通算155勝(春62勝 夏93勝) 東海大福岡通算3勝(春3勝 夏出場なし)

 

筆記体ユニフォーム同士の対戦となりました

 

ともに甲子園出場はあるもののその勝利は春のみというチーム同士の対戦

東海大福岡は過去2度の出場で初戦敗退はありません

S60 57th 1回戦 ○東海大五11-4広陵●

H29 89th 1回戦 ○東海大福岡2-1神戸国際大付●

宇治山田商も春は1度の出場でその際は初戦突破しています

H20 80th 2回戦 ○宇治山田商4-3安房●(9回逆転サヨナラ)

 

東海大会ベスト4ながら選出順は東海2位の宇治山田商、

甲子園出場時には中村、江川、中井、平生と常に好投手を擁してきましたが

今春のチームも中村君、加古君、田中君という3本柱の安定感が光ります

対する東海大福岡はエース佐藤君がマウンドを守り抜くスタイル

昨年からレギュラーのメンバーが多いのも特徴で経験値は豊富です

攻撃の多彩さはやや東海大福岡が上ですが、宇治山田商の強力な投手陣が

封じることができると一転、宇治山田商のペースになりそうです

 

三重と福岡は三重の4勝2敗と優位

S35 32nd 2回戦 ○松阪商業5-0柳川商業●

H5 65th 2回戦 ●海星2-4東筑紫学園○(延長10回 サヨナラホームラン)

H6 66th 準々決勝 ○桑名西5-3小倉東●

H8 68th 1回戦 ●津田学園1-12小倉東○

H11 71st 1回戦 ○海星5-4九産大九州●

H12 72nd 1回戦 ○四日市工業14-1戸畑●

 

しかしながら夏は逆に福岡の3連勝なんですよね・・

S51 58th夏 2回戦 ○柳川商業4-0三重●

S59 66th夏 2回戦 ○福岡大大濠5-4明野●

H4 74th夏 3回戦 ○西日本短大付3-0三重●

 

第二試合 広陵(広島)-高知(高知)

広島県勢通算216勝(春96勝 夏120勝) 広陵通算77勝(春42勝 夏35勝)

高知県勢通算192勝(春93勝 夏99勝) 高知通算37勝(春21勝 夏16勝)

 

中国大会チャンピオンの広陵と四国大会チャンピオンの高知が

初戦でいきなり激突します

新チームになってからこの両チームは練習試合を行っていて

広陵が2勝0敗(13-3、9-5)と2連勝

この試合を含めて、広陵は新チーム結成後、敗戦はわずかに神宮大会の対星稜戦の1敗のみ

今大会でも候補の一角に名を連ねます

旧チームからのエース高尾君に加え中国大会決勝で公式戦初先発ながら

創志学園を1失点完投で優勝投手となった2年生の堀田君が台頭し投手陣は盤石

打撃陣も切れ目なく、新基準のバットにも対応できる力があります

対する高知は強力な投手陣が魅力的

昨春のセンバツでも活躍した辻井君、平君の存在は絶大です

特に昨秋は平君の台頭が目覚ましく、安定感あふれる投球で四国を制覇しました

やや打線が広陵に比べると小ぶりに見えるところを

つながりと細かい野球でカバーしていって

昨春の履正社戦で見せたワンチャンスで相手をしとめる試合に持ち込みたいところです

 

県勢勝利数6位の広島と9位の高知ということもあり

県勢対決も激しいのかと思いきや

意外なことにセンバツでは過去1度だけの対戦となります

S55 52nd春 準決勝 ○高知商業5-1広陵●(中西投手と渡辺投手の豪華な投げ合い)

 

広陵と高知の直接対決は夏の甲子園で1度神宮大会で1度ずつあります

<夏>

H20 90th夏 1回戦 ○広陵8-5高知●

 広陵

  000 500 030=8

  000 003 200=5

 高知

 広陵の上本が4安打と躍動 高知も一時は同点とするの8回に広陵が突き放した

<神宮>

H18 37th神宮 準々決勝 ○高知8-3広陵●

 高知

  204 020 000=8

  000 002 010=3

 広陵

 翌年の夏に準優勝する広陵も神宮では高知の国尾の前に完敗

 

ともに先攻チームが8点取っての勝利となっています

このセンバツも?まさかねぇ・・w

 

 

第三試合 京都国際(京都)-青森山田(青森)

京都府勢通算207勝(春93勝 夏124勝) 京都国際通算4勝(春1勝 夏3勝)

青森県勢通算66勝(春14勝 夏52勝) 青森山田通算12勝(春0勝 夏12勝)

 

青森を八戸学院光星と二分する勢力の青森山田ですが

意外なことにセンバツとなると過去2度の出場で勝利なし

(センバツ2度だけというのも意外なんですが)

センバツでの初勝利を目指します

特に開幕戦で八戸学院光星が勝利しているだけに、

先に負けたくないという意識は強いでしょう

(事実、前回アベック出場した平成28年第88回大会では

 八戸学院光星は1勝しましたが青森山田は初戦敗退と悔しい思いをしています)

 

近年京都をリードしつつある京都国際は

夏初出場でベスト4の活躍が記憶に新しく

さらにR4の大会でも有力校の一角に推されながら

コロナによる出場辞退という悔しさを経ての2度目の出場となりました

 

東北チャンピオンの青森山田は東北大会決勝で

ライバル八戸学院光星戦で櫻田投手がノーヒットノーランの快投

エースナンバーの関投手も安定感があり投手からリズムをつかんでいきたいところ

京都国際は近畿ベスト4

このチームでも左の中崎君を中心とした守りのチーム

公式戦で失策がわずかに1つという堅守は甲子園でも発揮されそうです

 

ともに守りが堅いとなると打線の奮起が試合の流れを決めることとなりそうです

 

青森山田は過去甲子園で25試合やっていますが

結構近畿勢との対戦が多く

大阪…1試合(近大付)、滋賀…1試合(彦根東)、兵庫…2試合(尼崎北、報徳学園)

奈良…2試合(智辯学園、天理)、和歌山…1試合(智辯和歌山)

と7試合(実に28%の確率)ありますが京都勢とは初の対戦となり

これで近畿勢6府県と対戦経験があることとなります

 

京都と青森の過去対戦は京都の2勝1敗

S31 28th 準々決勝 ●堀川2-3八戸○

H26 86th 2回戦 ○龍谷大平安8-2八戸学院光星●

H28 88th 2回戦 ○龍谷大平安2-0八戸学院光星●