大会第3日

2年連続の優勝を狙う山梨学院の登場に加え、春夏通じて初めての甲子園となる

別海、耐久が出場します

 

【第3日】

第一試合 創志学園(岡山)-別海(北海道)

岡山県通算112勝(春45勝 夏67勝) 創志学園通算2勝(春1勝 夏1勝)

北海道通算121勝(春46勝 夏75勝) 別海 春夏通じて初出場

 

岡山を代表するチームとなった感のある創志学園ですが

実はまだ甲子園では通算2勝、一大会で2勝をマークしたことがなく

今大会は2勝からの躍進を狙います

投手力が安定していて中国大会では4試合で失点3

東海大相模から甲子園30勝をマークしている門馬監督が就任して

初めての甲子園とあって俄然注目度が高まっています

 

対する別海は釧根地区から初のセンバツ

そして最も東に位置する甲子園出場校となりました

秋季北海道大会の苫小牧中央、知内戦で見せた粘りの野球を展開したいところ

エース堺君が失点を防ぐ間に主砲中道君の前に走者をためて

ワンチャンスを活かす野球が展開できるでしょうか

 

北海道からの21世紀枠は5度目(1度は大会中止でしたが・・)

過去4度の戦績は

H14 74th 1回戦 ○鵡川12-8三木●

      2回戦 ●鵡川0-1広島商業○

H24 84th 1回戦 ●女満別0-6九州学院○(もう女満別高校ってないんだよね・・)

H25 85th 1回戦 ○遠軽3-0いわき海星●(21世紀枠同士の対戦)

      2回戦 ●遠軽1-11大阪桐蔭○

R2 92nd 帯広農業(コロナのため中止)

 ※同年交流戦 ○帯広農業4-1健大高崎●

となかなかの健闘を見せています

 

また1県1校制が定着してから、春夏通じて初出場を果たした

北海道の学校は26校もありますが

そのうち初出場初勝利をマークしたのはわずか5校と狭き門

S58 55th春 1回戦 ○駒大岩見沢4-1今治西●(ベスト8進出)

H7 77th夏 1回戦 ○旭川実業5-4松山商業●(ベスト8進出)

H14 74th春 1回戦 ○鵡川12-8三木●

H25 85th春 1回戦 ○遠軽3-0いわき海星●

H31 91st春 1回戦 ○札幌大谷4-1米子東●

 

岡山県勢が21世紀枠のチームと戦うのはこれが初めて

そもそも中国地区のチームが21世紀枠のチームと戦うのも少なくて

過去5度で4勝1敗となっています

H14 74th 2回戦 ○広島商業1-0鵡川●

H17 77th 1回戦 ○宇部商業6-2高松●

H22 82nd 1回戦 ●開星1-2向陽○(例の「末代・・」試合)

R3 93nd 1回戦 ○鳥取城北6-2三島南●

R4 94th 1回戦 ○広島商業22-7丹生●

 

北海道と岡山は過去1勝1敗

S57 54th 1回戦 ○岡山南3-2北海●(岡山南のエースは川相投手、北海は遠田選手の打撃が目立ちました)

H23 83nd 1回戦 ●創志学園1-2北海○(創部2年で初出場の創志でしたが玉熊投手の北海の前に健闘及ばず)

 

朝のアルプスにこだまする創志学園のマーチングに

別海が飲まれませんように・・

 

 

第二試合 山梨学院(山梨)-京都外大西(京都)

山梨県通算73勝(春30勝 夏43勝) 山梨学院通算10勝(春8勝 夏2勝)

京都府通算207勝(春83勝 夏124勝) 京都外大西通算19勝(春7勝 夏12勝)

京都外大西は通算20勝を狙います

 

昨夏のセンバツ優勝校 山梨学院が登場

その戦いぶりに注目が集まるところですが

京都外大西も近畿大会準優勝校、山梨学院も関東大会準優勝校と

力は拮抗している同士の対戦となります

京都外大西は18年ぶりのセンバツ

(夏も含めると14年ぶり)と久々の甲子園

甲子園での経験値という点ではやや山梨学院が上回るだけに

京都外大西とすればひと時でも早く足を地につけたいところです

 

昨年の林投手のような大黒柱不在ですが

機動力を生かしながらのスキのない攻撃で活路を見出したい山梨学院

対する京都外大西は近畿大会の履正社戦で見せた集中打もありながら

1点差の試合も経験しエースの田中君の出来がカギを握ります

 

前年センバツ優勝校が翌年も出場し京都府のチームと対戦するのは

過去2度あり1勝1敗

S15 17th 準決勝 ●東邦商業0-2京都商業○

S45 42nd 1回戦 ○三重6-3平安●

 

山梨と京都の過去の対戦は京都の3勝0敗

S34 31st 1回戦 ○平安7-0石和●

S61 58th 1回戦 ○京都西11-1甲府商業●

H26 86th 1回戦 ○福知山成美6-2山梨学院大付●

 

久々に流れる西高コンバット、西高マーチが軽快に流れるのか

山梨学院のBig Waveが波を起こし続けるのか

両校の応援合戦も楽しみです

 

第三試合 耐久(和歌山)-中央学院(千葉)

和歌山県通算235勝(春107勝 夏128勝) 耐久 春夏通じて初出場

千葉県通算通算146勝(春46勝 夏100勝) 中央学院通算0勝(春0勝 夏0勝)

 

過去春夏1度ずつの甲子園経験のある中央学院ですがまだ勝利がなく

甲子園での初勝利を狙います

一方の耐久は学校創立172年、野球部創部119年にして

初の甲子園ということが話題となっていますが

和歌山県大会優勝 近畿大会でもベスト4に進出しての堂々の選出です

 

多彩な投手陣の中央学院に対して

絶対的エースの冷水君の耐久。

攻撃力は機動力をフルに使う中央学院に対し

センター返し中心の耐久とスモールベースボール同士の対戦

冷水投手vs.中央学院打線という構図となりそうですが

もっと大きく、中央学院の機動力vs.耐久バッテリーという構図になりそうです

中央学院のシダックスファイヤーと耐久の八木節という

両極端な応援合戦も興味あふれるところ

耐久の応援は大人数になるでしょうから

両チームともにその雰囲気にのまれないことが肝要です

(耐久のチャンステーマは以前は八木節だったんですが

 今も健在なんでしょうかねぇ・・)

 

1県1校制が定着した昭和53年以降の

和歌山県勢で春夏通じて初の甲子園出場を果たしたのは7チームですが

初戦突破はわずか2チーム(大成、和歌山東)

智辯和歌山でさえ成しえなかった初戦突破の高い壁に耐久が挑むことになります

S53 50th春 1回戦 ●吉備4-9岐阜○

S54 51st春 1回戦 ●田辺商業0-11前橋工業○

S57 54th春 1回戦 ○大成2-0静岡市立●

       2回戦 ●大成0-1中京○

S60 57th春 1回戦 ●智辯和歌山1-3駒大岩見沢○

H9 69th春 1回戦 ●日高中津3-6中京大中京○

H13 83rd夏 2回戦 ●初芝橋本2-9光星学院○

R4 94th春 1回戦 ○和歌山東8-2倉敷工業●(延長11回 タイブレーク)

      2回戦 ●和歌山東0-7浦和学院○

 

和歌山と千葉過去対決は春は案外少なくて千葉の1勝0敗

H31 91st春 準々決勝 ○習志野4-3市立和歌山●

 

ちなみに夏は3勝3敗ですがすべてに智辯和歌山が絡んでいます

H1 71th夏 1回戦 ●智辯和歌山1-2成東○(延長11回)

H4 74th夏 2回戦 ●智辯和歌山3-4拓大紅陵○

H11 81st夏 準々決勝 ○智辯和歌山7-2柏陵●

H12 82nd夏 決勝戦 ○智辯和歌山11-6東海大浦安●

H20 90th夏 2回戦 ○智辯和歌山5-2木更津総合●

H22 92nd夏 1回戦 ●智辯和歌山1-2成田○