大会第2日6校中4校のユニフォームが縦縞

センバツでは珍しいこととなりました

 

【第2日】

第一試合 豊川(愛知)-阿南光(徳島)

愛知県通算309勝(春176勝 夏133勝) 豊川通算3勝(春3勝 夏出場なし)

徳島県通算140勝(春73勝 夏67勝) 阿南光通算3勝(春1勝 夏2勝 いずれも新野時代)

 

ともに2度目のセンバツ出場ですが

ともに初出場時には勝利を収めているチーム同士

そして縦縞のユニフォーム同士の対戦となりました

東海チャンピオンと四国準優勝チームのハイレベルな試合が期待できます

 

豊川は10年ぶりのセンバツ

その時は宝珠のユニフォームが急遽着用禁止となり、

今のレッドソックス基調のユニフォームで臨んで見事ベスト4にまでの勝ち上がり

阿南光も前身の新野時代の32年前に生田投手と擁して

初戦で部坂投手の横浜に逆転勝利という印象的な試合をしました

阿南光としては3年前の夏に出場を果たしていますが

沖縄尚学に0-8と敗退、まずは阿南光としての初得点、初勝利を狙います

 

愛知と徳島は過去4勝4敗

豊川は2度目の出場ですが前回も徳島県勢と対戦をしています

S14 16th 2回戦 ●徳島商業3-6中京商業○

S22 19th 準々決勝 ○徳島商業5-2享栄商業●

S23 20th 1回戦 ●徳島商業3-4享栄商業○

S29 26th 1回戦 ○鳴門4-0岡崎●

S45 42nd 2回戦 ○鳴門4-2中京●

S59 56th 1回戦 ○徳島商業9-1愛知●

H26 86th 2回戦 ●池田1-4豊川○

H31 91st 1回戦 ●富岡西1-3東邦○

 

阿南光の絶対的エース吉岡君に対する豊川打線という構図

豊川のニキータ君を中心とする強力打線が吉岡君の多彩な投球を攻略できるかが大きなポイントではありますが

阿南光の3番福田君の公式戦で見せた弾丸ライナーも魅力的

豊川の投手陣が序盤でつかまるようだと苦しい展開になりそうです

 

第二試合 敦賀気比(福井)-明豊(大分)

福井県通算95勝(春36勝 夏59勝)敦賀気比通算31勝(春13勝 夏18勝)

大分県通算85勝(春25勝 夏60勝)明豊通算19勝(春8勝 夏11勝)

 

敦賀気比は春夏で21度の出場で31勝、明豊も春夏で14度の出場で19勝と

甲子園を知り尽くすチーム同士の対戦

敦賀気比は2015年の優勝チーム、明豊も2021年の準優勝と

近年の活躍も記憶に新しいところですが

甲子園での対戦はこれが初めてとなります

 

明豊vs.グレーのユニフォームは過去4度の対戦で1勝3敗とやや分が悪いのですが

その相手チームが好成績を残しているという共通項もあったりします

H21 81st春2回戦 ●明豊0-4花巻東○→花巻東は準優勝

H21 91st夏準々決勝 ●明豊6-7花巻東○(延長10回)→花巻東はベスト4

H27 97th夏1回戦 ●明豊1-12仙台育英○→仙台育英は準優勝

H31 91st春1回戦 ○明豊13-5横浜●→明豊はベスト4

 

展望は敦賀気比の竹下投手vs.明豊打線という構図

明豊は昨秋の県大会、九州大会と打線のつながりが素晴らしいものがありました

真っ向勝負の投手には強さを発揮する打線だけに

打ち合いとなれば明豊にやや分がありますので、

竹下投手の多彩な変化球を駆使した投球でかわしながらペースをつかんでいきたいところです

 

福井と大分の過去の対戦成績は春は初めての対戦

夏は大分の2勝0敗となります

S24 31st夏 ○臼杵6-2武生●

H29 99th夏 ○明豊7-6坂井●

 

 

 

第三試合 学法石川(福島)-健大高崎(群馬)

福島県通算51勝(春11勝 夏40勝) 学法石川通算4勝(春1勝 夏3勝)

群馬県通算106勝(春36勝 夏70勝) 健大高崎通算14勝(春8勝 夏6勝)

 

学法石川のスカイブルーのユニフォームが春センバツに33年ぶりに戻ってきました

(8回に奏でられる名曲「甲子園の道」は甲子園でも復活するのかな・・)

 

33年前というとエース川越を擁して春夏連続出場を果たした年

ともに1勝ずつをマークしていますが、それ以来甲子園でも勝利がなく

夏の出場も平成11年(1999年)以来遠ざかっていましたので

ずいぶんご無沙汰の感が強くなりました

 

学法石川は過去16試合甲子園で試合をしていますが

今回が初めての縦縞ユニフォームとの対戦となります

 

投打のバランスの取れた健大高崎

例年機動力が話題になりますが

今年はそれに加えて打撃力も強く

さらに新2年生の左右のエース(佐藤君、石垣君)の伸びしろが加わると

相当なチーム力となります

一方の学法石川は打力中心のチーム

投手陣の踏ん張りが必須となってきます

仙台育英で29勝の経験がある佐々木監督の手綱さばきにも注目となります

 

福島と群馬は春夏通じて初めての対戦となります