大会第10日目 大会も3回戦
ベスト8をめぐる試合となります
8/15が台風接近につき1日順延となりましたので
気持ち新たに臨むことが肝要です
ベスト16を地区別でみると
北海道1、東北3、関東5、北信越0
東海0、近畿2、中国2、四国0、九州3となっており
東北・関東勢の強さが目立ちます
3回戦8試合でも同地区大切が2試合あります
公立校がベスト16に残れなかったのは
史上初となります
そして大会第10日は5校残っている好調関東勢にうち4校が登場
1試合が関東対決となりました
【第10日】
第一試合 創成館(長崎)-沖縄尚学(沖縄)
星稜戦で相手エース武内君の立ち上がりを鋭く攻めて
2回までの6得点で逃げ切った創成館に対して
無失点記録継続中のエース東恩納君の安定感が抜群の沖縄尚学との九州対決
近年の両チーム九州大会での対戦は
2017年の秋季大会準々決勝での対戦があり
創成館8-3沖縄尚学で創成館がセンバツへの扉を切り拓きました
展望としては沖縄尚学の東恩納君vs.創成館打線ということになりますが
なかなか攻略は難しいと思われますので
序盤に球数を費やして後半勝負という展開に持ち込みたいところ
そのためには創成館の福盛君、永本君が我慢強い投球で沖縄尚学打線を
封じきることが必須となります
1回戦では全校応援が叶わなかった創成館ですが
2回戦では熱い応援も期待できそう
沖縄尚学も熱い応援で対抗というアルプスの戦いも興味深いものとなりそうです
ハイサイおじさんvs.V-ROAD UNオーエンという聞きごたえのあるアルプスにも注目しましょう
長崎と沖縄の過去対戦はわずかに1度だけ
S43 50th 3回戦 ○興南4-0海星●
興南旋風が吹き荒れた50回大会の3回戦での対戦
これで沖縄県勢初のベスト8となりました
創成館が勝つとチームとしては大会初の2勝そして初のベスト8
長崎県勢としては2007年の長崎日大以来16年ぶりのベスト8
沖縄尚学が勝つとチームとしては9年ぶり2度目の
沖縄県勢としては2015年の興南以来8年ぶりのベスト8となります
第二試合 広陵(広島)-慶應義塾(神奈川)
初戦の立正大淞南戦では同じ中国地区同士対戦ということもあったのか
序盤はらしくない試合運びでしたが中盤以降は持ち直した広陵に対して
最終回に追い上げを受けるも5回まで毎回得点の9得点で
突き放した慶応義塾との対戦
ともに初戦はいい面悪い面が両方出た試合でした
慶応義塾は打線好調かと思いきや北陸戦の中盤以降はやや粗さが目立つ場面もあり
このまま臨むと広陵の高尾君、倉重君を攻略するのは難しそうです
一方の広陵も主砲真鍋君が本調子ではないだけに
慶応の小宅君、松井君がどこまで広陵打線を封じることができるかが興味深いところです
いずれにしても投打ともにレベルの高い水準の試合が展開されることは間違いないでしょうから
1イニングで複数得点できるか、複数失点を防ぐことができるかが分かれ目となりそうです
広陵と慶応が過去1度だけ対戦がありますが昭和4年の春のことですので
まだ甲子園開場前の鳴尾時代の話
しかも統合前の慶応商工(→慶応第二→慶応に統合)で東京代表としての戦いでした
S4 6th春 1回戦 ○広陵中13-6慶応商工●
広島と神奈川の県勢対決は神奈川の4勝2敗 最近は神奈川が4連勝中です
S32 39th 決勝戦 ●法政二1-3広島商業○
S43 50th 2回戦 ●武相1-2広陵○
S49 56th 2回戦 ○東海大相模13-6盈進●
H9 79th 1回戦 ○桐蔭学園3-1如水館●
H20 90th 2回戦 ○横浜7-4広陵●
R3 103rd 1回戦 ○横浜3-2広島新庄●
(1年生緒方君のサヨナラホームラン)
広陵が勝てばチームとしても県勢としても6年ぶりのベスト8
慶応義塾が勝てば県勢としては東海大相模以来8年ぶりの
チームとしては15年ぶり6度目のベスト8となります
第三試合 文星芸大付(栃木)-八戸学院光星(青森)
初戦の宮崎学園戦で逆転に次ぐ逆転という目まぐるしい競り合いを制して
16年ぶりの勝利を挙げた文星芸大付に対して
明桜との東北一騎打ちを完封で制した八戸学院光星との試合
初戦の試合内容から見ると八戸学院光星に一日の長がありそうです
文星芸大付とすれば投手の三本柱である、渋谷君、堀江君、工藤君の継投で
八戸学院光星の打線の勢いをそぎながら
着実に加点していきたいところです
栃木と青森は過去1度の対戦で青森の1勝0敗
H23 93rd 準決勝 ○光星学院5-0作新学院●
文星芸大付が勝つとチームとしては16年ぶりの1大会2勝となります
そしてベスト8入りとなるとチームとしては初めてのこと
県勢としては作新学院以来4年ぶりのベスト8です
八戸学院光星が勝つとチームとしても県勢としても4年ぶりのベスト8
八戸学院光星としては実に8度目のベスト8ということになります
第四試合 専大松戸(千葉)-土浦日大(茨城)
今大会6試合目の隣県対決・・
常磐線対決となりました
そしてともに故、木内監督とゆかりのある
持丸監督と小菅監督の戦いということで両監督がどのような采配をするのかも注目となります
一大会初めての2勝をマークして初めて3回戦進出の土浦日大に対して
こちらも初の3回戦進出となった専大松戸との試合
勝てばもちろん初のベスト8となります
専大松戸はエース平野君の登板なくしての初戦突破でした
この試合でも青野投手を中心に組み立ててくる可能性があります
一方の土浦日大は3人の投手を変幻自在に起用して
特に強力打線を完封リレーで抑え込んだ九州国際大付戦は圧巻の試合でした
投手力では上り調子の土浦日大がどこまで専大松戸打線を封じるか
さらに平野投手の登板があるのかという様々な思惑が交錯する試合となりそうです
千葉と茨城は過去1度だけ対戦があり千葉の1勝0敗
S27 34th 2回戦 ○成田6-3水戸商業●
成田の好投手、穴沢投手が豊田泰光さんのいた水戸商業を破った試合でした
先ほど触れましたがともに勝てば初のベスト8
専大松戸は初めての一大会2勝を狙い
土浦日大はこちらも初めての一大会3勝を狙います
千葉勢は木更津総合以来7年ぶり
茨城勢は常総学院以来こちらも7年ぶりのベスト8を狙います