大会第6日目

 

【第6日】

第一試合 いなべ総合(三重)-沖縄尚学(沖縄)

春夏連続出場でセンバツでは2勝をあげた沖縄尚学と

7年ぶりの出場となったいなべ総合との試合

 

経験豊富な沖縄尚学のエース 東恩納君の安定感が光るだけに

いなべ総合がどのように攻略をしていくのかというところが最大の焦点となります

4番石垣君は長打力がありますのでその前に走者をためる展開に持ち込みたいとところです

県大会では「逆転のいな総」の本領を思う存分発揮できましたが

甲子園で先行を許すとさすがに厳しい展開になりそうなので

水野君、高田君の投手陣が失点を極力抑えることが必須条件となります

 

三重と沖縄の過去対戦は三重の2勝1敗ですが

沖縄の2敗はいずれも沖縄尚学。

対三重勢初勝利をもくろみます。

 

S57  64th 1回戦 ●明野2-3興南○

H4 74th 2回戦 ○三重3-2沖縄尚学●

H26 96th 準々決勝 ○三重9-3沖縄尚学●

 

いなべ総合が勝てば7年ぶりの

沖縄尚学が勝てば9年ぶりの3回戦進出となります

 

第二試合 立正大淞南(島根)-広陵(広島)

同地区、隣県対決となりました

両チームはが中国大会で対戦したのは近年では2022年春季大会で

その時は広陵がコールドで勝利を収めています

2022春季中国1回戦

立正大淞南

 000 000 0=0

 141 021 x=9

広陵

中国地区では負け知らずの広陵は2年生バッテリーの安定感に加え

主砲真鍋君が健在

立正大淞南としては気の抜けない打者がそろうこともあり

神経を使う展開となりそうです

広陵は昨秋は大阪桐蔭、今春は山梨学院に敗退と

いずれも優勝校に惜敗

過去センバツでは3度の優勝していますが

選手権では優勝経験がなく4度の準優勝と一歩届かぬ全国制覇

この夏、あと一歩の高みに挑みます

 

島根と広島の過去対決は夏は86年ぶり2度目の対戦となります

S12 23rd 1回戦 ○呉港中9-5大田中●

春も過去1度の対戦は昭和48年ですから50年ぶりということになります

<春>

S48 45th 2回戦 ○広島商業1-0松江商業●

 

立正大淞南が勝てば14年ぶりの

広陵が勝てば6年ぶりの3回戦進出となります

 

第三試合 慶応義塾(神奈川)-北陸(福井)

ともに春夏連続出場を果たしたチーム同士

さらにともにセンバツ初戦敗退から巻き返しを果たしてきたという共通項があります

 

昨秋の北信越を制した北陸でしたが

春以降は苦戦が続き、

夏もエース友廣君が故障と万全ではありませんでしたが

全員でカバーしての福井大会優勝を勝ち取りました

一方の慶応は激戦の神奈川大会を制したのですが

過去2度の出場は記念大会で神奈川から2校出場できたときの出場

神奈川の単独代表として臨むのは1962年以来61年ぶりとなります

センバツでは仙台育英相手に1-1のタイブレークという接戦を演じましたが

延長10回サヨナラで惜敗

この悔しさは大きな経験となっているはず

新チームの実績では互角ですので、

両チーム投手の出来次第という展開になりそうです

 

神奈川と福井の過去対決は

神奈川の6勝1敗と圧倒してはいるのですが福井の1勝は

最終回の大逆転を演じた印象深いものでした

S8 19th 2回戦 ○横浜商業4-1敦賀商業●

S13 24th 2回戦 ○浅野中5-3敦賀商業●

S38 45th 2回戦 ○横浜3-1若狭●

S42 49th 1回戦 ○武相3-0若狭●

S59 66th 1回戦 ○桐蔭学園3-1福井商業●

H8 78th 3回戦 ●横浜4-8福井商業○

(最終回の怒涛の反撃で一挙6点)

H11 81st 2回戦 ○桐蔭学園11-7敦賀●

 

慶応義塾が勝てば15年ぶりの

北陸が勝てば31年ぶりの3回戦進出となります

 

 

第四試合 文星芸大付(栃木)-宮崎学園(宮崎)

16年ぶりの甲子園復活を遂げた文星芸大付に対して

春夏通じて初めての甲子園となる宮崎学園の対戦

1県1校制となった60回大会以降

初出場が夏選手権という宮崎県勢は過去10校あり

初戦突破は5校となかなかの好成績です

延岡学園(○石動 ●報徳学園)

日向学院(●旭川大高)

都城商業(○帯広工業 ○岡谷工業 ●鎮西)

宮崎南(○弘前工業 ●沖縄水産)

日向(●東京農大二)

小林西(○学法石川 ○長崎日大 ○高知商業 ●常総学院)

宮崎日大(●佐野日大)

日章学園(●興誠)

佐土原(○塚原星雲 ●東海大甲府)

聖心ウルスラ(●駒大苫小牧)

特にいきなりベスト8入りを果たした

TOSHOこと都城商業と笹山投手を擁した小林西のベスト8は特に印象深いものがありました

宮崎学園もその活躍に迫ることができるでしょうか

 

文星芸大付という校名での出場は過去2度ありますが

いずれも初戦突破を果たしています

県大会決勝の作新学院戦の激闘の勢いをそのまま甲子園でも発揮したいところです

 

栃木と宮崎の過去対戦は2勝2敗

うち3試合で都城が絡んでいます

S54 61st 2回戦 ○都城6-4足利学園●

S59 66th 1回戦 ○都城7-1足利工業●

H8 78th 2回戦 ●都城7-10宇都宮南○

H9 79th 2回戦 ●宮崎日大1-2佐野日大○

 

文星芸大付が勝てば16年ぶりの

宮崎学園が勝てばもちろん初めての3回戦進出となります