大会第5日目
この日の第三試合から2回戦となります
【第5日】
第一試合 東海大熊本星翔(熊本)-浜松開誠館(静岡)
縦縞ユニフォームの東海大熊本星翔に
グレー地に赤字というかつてのカープカラーを髣髴とさせる
浜松開誠館の対戦
東海大熊本星翔は過去2度の出場がありますが甲子園未勝利
浜松開誠館は春夏通じて初めての出場ですので
ともに勝てば甲子園初勝利となります
静岡県からの春夏通じて初出場が夏の選手権というチームは
1県1校制となった60回大会以降8校登場していますが
初戦の戦績は5勝3敗とかなりの戦績
県レベルの高さを物語ります
富士(●高知)
浜松西(○佐賀学園 ●北陽)
桐陽(○京都西 ●広島工業)
常葉菊川(●明徳義塾)
興誠(○日章学園 ●遊学館)現:浜松学院
静清工(○江の川 ●宇部商業)現:静清
常葉橘(○旭川大高 〇高知 ●明豊)
藤枝明誠(●津田学園)
東海大熊本星翔の注目は東海大相模からの編入しこの夏から出場解禁となった百崎君
塁に出ると星翔のリズムとなってくるだけにどれだけ出塁できるかがカギとなります
浜松開誠館は持ち前の長打力が発揮できるでしょうか
熊本と静岡の県勢対決は熊本の3勝2敗1分け
S39 46th 1回戦 △八代東0-0掛川西△(開幕戦 延長18回引き分け)
●八代東2-6掛川西〇(再試合)
S53 60th 2回戦 〇熊本工大高5-3静岡●(延長13回)
熊本工大高のアンダーハンド猪口投手の投球術が光りました
S58 65th 1回戦 ●東海大二1-13東海大一○
(初の東海大同士対戦 当時話題になりました)
H1 71st 1回戦 ○熊本工業13-4日大三島●
(孤高の天才打者前田さんが登場 センター前ヒットに納得ができず悔し涙を流した試合としてもおなじみ)
H28 98th 1回戦 〇秀岳館6-1常葉菊川●
第二試合 明豊(大分)-北海(南北海道)
苦しみながら3年連続で出場を果たした明豊に対して
エース熊谷君を中心にこちらも南北海道を前評判通り勝ち上がってきた北海
春の全道を勝つと夏に勝てないというジンクスをはねのけての出場で
特に支部大会の初戦の札幌静修との試合で大苦戦をしたことでチームに締まりが出たようです
一方の明豊は昨秋の試合中に受けた打球が遠因となって亡くなった
吉川君の思いを力に変えての出場となり簡単に負けられないところ
ともに経験値の高いチーム同士ですので
競り合いの試合が期待できそうです
展望は北海の熊谷君に対する明豊打線という構図
明豊は令和3年のセンバツ、北海は平成28年夏にともに準優勝という活躍が近年みられるだけに
序盤にペースをつかんで試合を制していきたいところです
大分と北海道の対戦戦績は大分の5勝1敗
結構対戦はあるのですが昭和62年、川崎投手の津久見以来の県勢対戦は少々意外ですね
(センバツでは4年前に明豊2-1札幌大谷という試合がありました)
S10 21st 1回戦 〇大分商業10-0北海中●
S22 29th 1回戦 ●臼杵中3-5函館工業〇
S42 49th 1回戦 〇大分商業8-0網走南ヶ丘●
S47 54th 2回戦 〇津久見13-1苫小牧工業●
S62 69th 1回戦 ○津久見2-0帯広北●
S63 70th 2回戦 〇津久見4-1札幌開成●
(札幌開成のエース 熊木さんのスローボールと津久見のエース川崎さんの対比が興味深い試合でした)
【2回戦】
第三試合 創成館(長崎)-星稜(石川)
この試合から2回戦突入、勝てばベスト16となります
星稜は2年連続の出場ですが
昨夏は愛工大名電に2-14とチーム最多得点差での敗戦を経験
県大会では打ち勝つ場面が多くみられました
主戦投手の武内君、中山君の復調がどこまでかなっているでしょうか
一方、センバツで県勢初の2校出場(海星、長崎日大)を果たした長崎県
創成館は近年、海星などに甲子園出場を奪われていましたが
このタイミングでの出場は今後のチームとしても大きいものがあります
打力が例年に比べてやや弱いので投手を中心に丁寧に守り切りながら
活路を見出していきたいところです
創成館は接近している台風の影響で全校応援ができないとのこと
長崎で待つ生徒たちのためにも負けられないところです
長崎と石川は過去春夏ともに1試合ずつありともに長崎が勝利
ともに星稜が絡んでいます、すなわち星稜は対長崎の初勝利を狙うこととなります
<春>
S59 56th春 1回戦 〇佐世保実業4-0星稜●
<夏>
H19 89th夏 2回戦 ○長崎日大3-1星稜●
(この試合も大会5日目第3試合でした)
星稜が勝てば4年ぶりのベスト16
創成館が勝てば初のベスト16となります