大会第6日

第二試合から早くも2試合目となるチームが登場します

32校出場が定着してから記念大会ごとに出場枠が増えています

すなわち、2回戦から登場(=1回戦不戦で相手は1試合経験済)という学校の

過去戦績をみてみます(左チームが不戦チーム)

 

60回 出場34校 不戦2校 

 ●福岡第一2-3高知商業○

 ●東海大山形0-1倉吉東○

65回 出場34校 不戦2校

 ●岩国12-15浜松商業○

 ○鹿児島実業6-5関西●

70回 出場36校 不戦4校

 ●創価0-9PL学園○

 ○徳島商業8-4日本航空●

 ●光星学院2-3豊田西○

 ●苫小牧東1-7浦和学院○

73回 出場34校 不戦2校(今大会から21世紀枠新設)

 ○水戸商業6-4東海大四●

 ○浪速7-6福井商業●

75回 出場34校 不戦2校

 ○明徳義塾6-0斑鳩●

 ○鳴門工業5-0桐蔭学園●

80回 出場36校 不戦4校

 ○平安3-2成章●

 ●横浜2-6北大津○

 ○宇治山田商4-3安房●

 ●中京大中京2-3明徳義塾○

85回 出場36校 不戦4校

 ●京都翔英5-6敦賀気比○

 ○山形中央6-2岩国商業●

 ●報徳学園3-4常葉菊川○

 ○大阪桐蔭11-1遠軽●

90回 出場36校 不戦4校

 ○東海大相模12-3聖光学院●

 ●延岡学園5-9國學院栃木○

 ●高知1-10明秀日立○

 ○三重8-0日大三●

 

強豪校といえども1回勝利している相手との初戦というのは苦戦する傾向が強いようです

第6日 そのジンクスに挑むのは氷見と履正社

氷見は21世紀枠で初めて1回戦不戦で臨むことになります

 

【第6日】

第一試合 健大高崎(群馬)-報徳学園(兵庫)

平成23年の甲子園初出場以来12年で早くも14勝をマークしている健大高崎と

春夏優勝経験ありで甲子園通算勝利は60勝を数える報徳学園

甲子園を熟知したチーム同士の一戦となりました

健大高崎の機動力が今年も健在

対する報徳学園は投打のバランスがよく

捕手の堀君が強肩を誇り、健大高崎との駆け引きが見どころとなりそうです

報徳の投手陣は盛田君、今朝丸君ともに長身からの投げ下ろす速球と

健大高崎のこちらも速球派の小玉君との投げ合いも楽しみで

どこをとっても見どころ満載の試合となりそうです

 

群馬と兵庫の過去対戦は兵庫の4勝2敗

S11 13th 準決勝 ●育英商業4-5桐生中○

S16 18th 1回戦 ○滝川中6-0桐生中●

S27 24th 準々決勝 ○鳴尾1-0桐生工業●

H7 77th 2回戦 ●育英3-4前橋工業○

H21 81st 1回戦 ○報徳学園2-0高崎商業●

H29 89th 2回戦 ○報徳学園4-0前橋育英●

 

健大高崎は兵庫勢との対戦は初めてとなりますが

近畿勢との戦いとなると過去大阪桐蔭と天理とだけ対戦があります

H24 84th春 1回戦 ○健大高崎9-3天理●

H24 84th春 準決勝 ●健大高崎1-3大阪桐蔭○

H26 96th夏 準々決勝 ●健大高崎2-5大阪桐蔭○

H27 87th春 2回戦 ○健大高崎3-1天理●

R3 93rd春 2回戦 ●健大高崎0-4天理○

 

第二試合 氷見(富山)-山梨学院(山梨)

開幕試合で東北を3-1で下した山梨学院

関東チャンピオンらしい投打のバランスの良さを見せました

対する氷見は21世紀枠での出場で1回戦不戦、これが初戦となります

試合経験値という点では山梨学院に分がありそうですが

氷見のエース青野投手は重いストレートを武器とするスタミナのある投手

序盤を乗り切ってペースをつかみたいところです

昨秋は北信越大会で遊学館に勝利したり

練習試合でも県岐阜商、仙台育英、二松学舎大付などとの試合を経験していて

普通の21世紀枠とみていると痛い目にあうかもしれません

さらに山梨学院が越えなければならないジンクス

それは一大会2勝目のカベ

過去春5回、夏10回(春1度は中止となった92回の回数も含みます)の出場がありますが

一大会2勝をマークしたことがありません

そのカベを破れば後は一気に・・という可能性もあるだけに

大切に戦いたいところです

 

氷見も春夏1度ずつの出場経験がありますが

過去は初戦の壁に跳ね返されてきました

今年は3度目の正直といきたいところです

 

富山県勢と山梨県勢の過去対戦はセンバツでは初めて

夏は富山の1勝0敗

S37 44th夏 1回戦 ○高岡商業5-2甲府工業●

 

第三試合 高知(高知)-履正社(大阪)

1回戦で北信越チャンピオンの北陸を逆転で下した高知と

1回戦不戦の履正社との対戦

高知は豊富な投手陣の中、背番号17の2年生辻井投手が好投しましたが

この試合では西村君か中嶋君の先発が予想されるところです

一方の履正社は中軸を打つ森田君を中心に切れ目のない打線が特徴で

高知の投手陣と履正社打線という構図になりそうです

昨秋の近畿大会で報徳学園に打ち込まれたエース増田君が

冷静な投球ができるかというところもカギとなるでしょう

高知の応援が四條畷学園マーチングバンドの強力なサウンドが後押し

今や高知の応援定番となったPoker Faceに英雄、そしてショスタコーヴィチの祝典序曲など

玄人好みの選曲がアルプスを彩ります

(特にショスタコーヴィチを採用するなんて現場で聞いて鳥肌立ちました・・)

 

高知と大阪の過去の対戦戦績はセンバツでは大阪の7勝5敗、夏は大阪の7勝3敗となっていますが

履正社は高知県勢とは初めての対戦、高知は春0勝1敗、夏も0勝1敗となります

センバツでの大阪ー高知は以下の通りとなります

S27 24th 1回戦 ○八尾5-0土佐●

S37 34th 2回戦 ○PL学園3-0高知●

S47 44th 2回戦 ●PL学園1-3高知商業○

S54 51st 2回戦 ○浪商3-2高知商業●(牛島-香川のバッテリーで昨夏準優勝の高知商を破る)

S58 55th 2回戦 ●上宮1-7明徳○(松島投手を擁する優勝候補の上宮だったが明徳に完敗)

S60 57th 準決勝 ●PL学園1-3伊野商業○(渡辺投手の快投で清原を完全に封じる)

S63 60th 3回戦 ○上宮7-3高知商業●

H9 69th 2回戦 ○上宮6-0明徳義塾●

H10 70th 準々決勝 ○PL学園3-2明徳義塾●(延長10回)

H12 72nd 1回戦 ●上宮太子3-9明徳義塾○

H14 74th 1回戦 ●金光大阪4-7明徳義塾○

H28 88th 1回戦 ○大阪桐蔭9-0土佐●