大会第4日となります

大会第4日にして初めて21世紀枠の学校が登場します

過去結構早めの登場が多かった21世紀枠ですが

4日目まで登場しなかったというのは

平成18年の78回大会で真岡工業、金沢桜丘がともに大会第5日目に登場して以来の

遅い登場となります

そして今大会3校出場の東北地区はすべて初戦が関東地区との対戦

この日に2試合が組まれました

(あとの1試合は開幕試合の東北-山梨学院)

 

【第4日】

第一試合 能代松陽(秋田)-石橋(栃木)

楽しみな一戦です

今大会の組み合わせで唯一の公立校同士の対戦となりました

(ちなみに昨年春は2試合で広島商-丹生、和歌山東-倉敷工業がありました)

ともにセンバツ初出場ですが能代松陽は昨夏の甲子園にも出場

聖望学園と対戦して初戦敗退でしたが

この2試合で2番手として登板した森岡君がエースとして再び甲子園に戻ってきました

対する石橋は21世紀枠の関東地区選出3度目にしてようやく選ばれた甲子園となります

3人の投手を擁する石橋は先発投手の見極めがカギとなりそう

打撃力が課題ですので最少失点でとどめつつ終盤に試合を決めに行きたいところです

能代松陽は東北大会準決勝で仙台育英と対戦し1-2と惜敗

全国レベルのスピードを体感したのはプラスでしょうか

今や希少となった公立校同士の熱い戦いを期待したいところです

21世紀枠の勝利は21世紀枠同士の対戦をのぞくと

2015年の松山東が二松学舎大付に勝利してからありません

石橋が8年ぶりに壁を破ることができるのか否かも注目です

秋田と栃木は春夏通じて初めての対戦となります

 



第二試合 龍谷大平安(京都)-長崎日大(長崎)

近畿大会ベスト4の龍谷大平安に九州大会準優勝の長崎日大の一戦

長崎日大は昨年春に続いて2年連続の出場

龍谷大平安は令和に入って初めての甲子園となります

長崎日大は昨年12年ぶりの甲子園で近畿代替出場となった近江と対戦

9回表2死までリードをしながら同点に追いつかれ

延長13回タイブレークで惜敗

そしてその近江が一気にセンバツ準優勝まで駆け上がることとなりました

そのチームでも種村君、川副君というダブルエースを擁していましたが

今大会でも廣田君、西尾君というダブルエースで臨みます

打線も活発で九州大会でも打ち勝つ試合が多くみられました

初めて長崎県勢が2校出場している今大会

海星は初戦突破しただけに長崎日大も続きたいところです。

一方の龍谷大平安は京都府3位通過で辛うじて近畿大会に出場

府大会では苦しみましたが近畿大会では海南、高田商業を完封し

準決勝の大阪桐蔭戦では3-5と敗れたものの粘りを見せました

ともに守りが堅いチームで僅差の緊張感ある試合になるものと思われます

先制点が明暗を分ける展開になるかもしれないですね

 

京都と長崎のセンバツでの対戦は京都の2勝1敗

S36 33rd 1回戦 ○平安4-0海星●

S62 59th 1回戦 ○京都西5-3海星●(選手宣誓からの開幕試合でした)

H21 81st 2回戦 ●福知山成美0-1清峰○(清峰:今村、福知山成美:長岡の見事な投手戦)

 

また龍谷大平安が日大関連校との対戦は過去2勝2敗

日大三とは1勝2敗、佐野日大1勝0敗となっています

 

第三試合 仙台育英(宮城)-慶応義塾(神奈川)

昨年夏のチャンピオン仙台育英と関東大会ベスト4の慶応

慶応には清原さんの次男勝児さんがメンバーに入っていることで話題先行となっていますが

チーム力としては投打のバランスが取れたチームとなっています

もちろん仙台育英も旧チームの経験を引き継ぎ

特に投手陣の分厚さは全国屈指で

慶応からすれば仙台育英の投手陣をどうやって攻略するのかが試合の流れを決めることになりそうです

 

ともにグレーを基調としたユニフォーム同士

慶応がグレーのユニフォームのチームと対戦するのはこれが2度目

H30 100th夏 1回戦 ○慶応義塾3-2中越●

一方の仙台育英がグレーのユニフォームのチームとの対戦は4勝2敗ですが

いずれも接戦となっています

H1 61st春 1回戦 ○仙台育英3-2小松島西●

H2 72nd夏 1回戦 ○仙台育英4-2藤蔭●

H20 90th夏 3回戦 ●仙台育英2-3横浜○

H27 87th春 2回戦 ●仙台育英1-2敦賀気比○

H27 97th夏 3回戦 ○仙台育英4-3花巻東●

R1 101st夏 3回戦 ○仙台育英4-3敦賀気比●

 

神奈川と宮城のセンバツでの対戦は

意外なことにこれが初めてとなります

(夏は神奈川の4勝1敗)