632 魔法使いルーフィ | たまふの書物語まりふ

632 魔法使いルーフィ

神様は、エアポートの中ですら
すまほ、とやらを見ながら歩いている
ジャパニーズの、かわいそうな姿に
心を痛める。


[なぜ、そこまでしないと生きていけないのかのぉ]


モノローグしながら、考える。


もともと日本人は、のどかに
何でも受け入れて生きてきたから


善悪、なんて事を深く考えなかった。



主義や、信仰のために戦う事なくて
食い物のあるところに寄っていたり(笑)





それを、よそ者が侵略してきて。



今度は、誰にも頼れなくなった。



だから、ああしてコンピュータ端末で
周りの状況を気にしていないと不安。



そうすると、ジャパニーズも被害者なんだろうな。



出雲の神様は、なにをやっとるんじゃ(笑)。



と、エアポートで神様は思う。