630 魔法使いルーフィ | たまふの書物語まりふ

630 魔法使いルーフィ

そうして、神様は
オリエンタルエクスプレスで
一路、黄金の国と呼ばれたジパングへ。


そう呼んだのはマルコポーロだが
想像である。


そういう国があったらいいな、と
思う気持ちがそういうイメージを呼ぶので



実際にどうだったかは、まあ相応である。




西洋人からみれば、当時の日本は
清く美しい人々ばかりだったから
それは確かに黄金のような国であったかもしれない。


島国なので、格別争う事もなく
丸く納める事が美徳だった。



仏教が入って来ようが、キリスト教があろうが

神道があろうが


排他なんてせず、一緒に楽しんで


八尾万の神様、なんて言ってしまうくらいである。




島国だから、嫌っても
海から追い出すなんて事をするよりは

お互いに助け合おうと言う気持ちで
生きていく、ある種原始的な
共同社会。



だったのだが(笑)。