588 魔法使いルーフィ | たまふの書物語まりふ

588 魔法使いルーフィ

たとえ、魔法がなかったとしても
みんなの国鉄を、外国のお金儲けに
使わせたりしない。


そういう、国鉄マンの心意気が


よくわかったリサには、もう迷う気持ちも
無かった。




めぐたちも、信じるものができた、
そんな感じだった。




上り、2列車の車掌さんは


もちろん、リサのおじいちゃんの後輩だ。



「おお、ごくろさん」と、リサの姿を見て。




リサも、恥ずかしそうにご挨拶。





「機関車空けて待っとる」と、その意味な事を
訛った言葉で言って。




2列車車掌は、乗務員室に入った。
最後尾。


ドアスイッチが開いてるから

列車を見渡すと、赤いドアランプが並んで
壮観だ。



鉄道、と言う大きな規模を意識する
瞬間だ。