批判ではなくて | たまふの書物語まりふ

批判ではなくて

僕は、エンジニアの現場も
デザイナーの現場も知っています。

作る人たちは、限られた時間の中で
無理矢理、新鮮味をだそう、開発しようと

した結果が、あれ(笑)な訳なのです。

その心の軋みが現れているとも言えますし
安いお金で作ったものを、高く売ろうとする
経営の企みが、ああいうものでも
とにかく売れれば、と言うデザインになったりして。


攻撃性を煽った結果、交通社会はつまらなくなった。
日常生活の縮図になった。

エンジンとの対話を楽しむような、そういう車はなくなった。

挑戦性人格障害もかくや、と思うような
エンジンのレスポンス。
ドライバーを扇動します。

そして、助長するようなデザイン。

破滅へ招くような物を作るのは
作り手の悪心の現れですね。

いえ、デザイナーの罪ではなく。


そして、一番嫌なのは
それを全部わかっていて、お客を煽っている事なのです。

確信犯としてマーケットリサーチして、
それがお客の情操によくないとわかっていて
ああいうものを作るのです、そこが嫌なのです。

そこまでしてお金を稼いで何になるのだろう。



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