スノゥ・フレイク | たまふの書物語まりふ

スノゥ・フレイク

スノウ・フレイクは、雪雲のなかで目覚めました。
きらきらと輝く、幾何学的な模様のからだは
まっしろに透けて、お日さまの光をあび

いま、ひらひらと雪雲のなかから
揺れながら、舞い降りて行こうとしているところです。


 ......さわやか、ね。

凛々しい思いで、まっしろな大地を見下ろしました。

とおくとおく、どこまでも続く草原も丘も

遙かに輝く白い峰も。

みんな、みんなsnowflakeを歓迎しています。


ようこそ。
いらっしゃい。
おはよう。

丘の上の樅の木や、小川のせせらぎ、
エルムの並木たちも、みんなみんな
snowflakeに、ごあいさつ。


.....はじめまして。わたし、snowflake です。


スノゥは、晴れがましいような
ちょっぴり恥ずかしいようなきもちで

雪の野原へ舞い降りていきます....



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