スミスのブログ

政府は1日夕の閣議で、消費税率を2014年4月に現行の5%から8%に予定通り引き上げる方針を決定した。

 安倍首相は閣議終了後、首相官邸で記者会見し、社会保障の財源を確保し、財政再建を図るため、引き上げを決断したことを正式に表明した。増税に伴う経済への影響を最小限にするため、12月上旬に5兆円規模の新たな経済対策を策定する。

 首相は記者会見で、「経済の再生、財政健全化の二つを同時に達成するほかに、私たちには道はない。経済政策パッケージは、そのためのベスト・シナリオだ」と述べた

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20131001-OYT1T00870.htm


写真は産経ですが文は読売から引用しました。

なんで文は読売かといえば・・・・

僕の手元に週刊現代があって”キャリア官僚匿名座談会”を見てるんだけど

そこに財務省の「洗脳」が大成功と書いてある。

小泉政権時代、秘書官だった丹呉秦健氏が3年前に読売新聞の監査役に天下り、ナベツネさんを懐柔したという。ナベツネさんをおさえれば後は消費税増税賛成は簡単に読売内部へ浸透できると踏んでいた。メディアを使って国民感情を消費税増税やむなしに向かわせるシナリオがこのときには出来上がっていたことになる

週刊現代の記事の中で特に注目すべきは”財務省(キャリア)”の発言。

要約すれば


「今回の消費税増税は使途が社会保障費に法律で限定されている」

(おそらく消費税増税法と社会保障制度改革推進法の事だろう)

「しかしそれでは不十分。そこでオリンピック税という名目にする」

(きっと別名称かそれに類似する税になるだろう)

「それは建前で本当の目的は財政再建。そして景気の回復。個人が豊かにならなければ税負担に対する反発も強くなる」


官僚という言葉に嫌悪感をもよおす人も多いはず。

しかし、僕は今回の【来春:消費税増税】も【官僚の計略】も嫌々ながら飲まざろう得ないという気持ち。 それというのも民主党が残した傷跡はとてつもなく大きく深いからだ(もしかしたら僕も官僚達に洗脳されてるかもしれない)


長引くデフレ、民主党の無策、子供手当て、高校無償化、円高の放置。

挙げればキリがない。それに加え震災復興と原発事故の処理・・・

いくらカネがあっても足りない。それを第二次安倍政権は僅かではあるが経済の建て直しに駒を進めた。問題は来春の増税前に経済対策を施さねばならないことだ。増税だけでは景気高揚の先折れとなる。


先ほどまで月刊WILLの飯島参与と櫻井女史の対談を読んでいたのだけれど、その中で飯島参与は「安倍首相は周囲(側近:参与を含む)の影響を受けていて終戦記念日の靖国参拝を見合わせた。このような影響が続くと長期政権は厳しい」と述べていた(スミス的解釈)

(靖国参拝と消費税増税は事案が異なるが)安倍首相が「苦渋の決断」と言ったのはこういう部分があったからだと思う。

本人の意思とは裏腹に周囲は彼を巻き込んで行く。

信念が無い・生来のお坊ちゃまと揶揄される理由はココなのかもしれない。