麻生副総理「さっさと死ねるように」高齢者高額医療で発言
2013.1.21 13:08 [社会保障]

 麻生太郎副総理兼財務相は21日開かれた政府の社会保障制度改革国民会議で、余命わずかな高齢者など終末期の高額医療費に関連し、

「死にたいと思っても生きられる。政府の金で(高額医療を)やっていると思うと寝覚めが悪い。さっさと死ねるようにしてもらうなど、いろいろと考えないと解決しない」と持論を展開した。
 また、「月に一千数百万円かかるという現実を厚生労働省は一番よく知っている」とも述べ、財政負担が重い現実を指摘した。
産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130121/trd13012113100011-n1.htm




(`・ω・´)b かなり話題になっています。

各報道機関は麻生氏の発言を「まるで病人や老人は死ねばいい」

みたいに報じている。だがこれは恣意的報道だ。 事実は次の通り。



【麻生副総理が終末期医療めぐる発言撤回】

一般論ではなく私見


スミスのブログ



[東京 21日 ロイター] 麻生太郎副総理兼財務相は21日午後、この日の社会保障制度改革国民会議での自身の発言に関してコメントを発表し

「私個人の人生観を述べたものだが、公の場で発言したことは適当で

ない面もあった」として発言を撤回し、議事録から削除するよう申し入れる考えを明らかにした。


 報道によると、副総理は午前に開かれた国民会議で、医療費問題に関連して、患者を「チューブの人間」と表現したうえ

「私は遺書を書いて『そういうことはしてもらう必要はない、さっさと死ぬんだから』と渡してあるが、そういうことができないと、なかなか死ねない」

などと発言した。   


続けて副総理は「(私は)死にたい時に死なせてもらわないと困る」とも述べ「しかも(医療費負担を)政府のお金でやってもらうというのは、ますます寝覚めが悪い。さっさと死ねるようにしてもらわないと、総合的なことを考えないと、この種の話は解決がないと思う」

などと話した


 コメント発表前に財務省内で記者会見した副総理は

「終末医療のあるべき姿について意見を言ったものではない。

発言の内容からはっきりしている」と釈明。自身の発言が「一般論としてではないのは、文章を読み返してもはっきりしている。私見を求められたので、私見を申し上げた」と説明した。

ロイター記事全文 ※文字の大きさ以外は手を加えていません。

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE90K03Q20130121?feedType=RSS&feedName=topNews&utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter&utm_campaign=Feed%3A+reuters%2FJPTopNews+%28News+%2F+JP+%2F+Top+News%29



(`・ω・´)「私見を求められたので(私)麻生太郎が植物人間状態になった時を想定したうえでの個人的見解を述べた」ということです。

それを日本のメディアは発言を切り貼りし「麻生副総理が老人に死ねだってよ!」みたいに書いている。 

100歩譲ってだ、誤解を招くような発言だったかもしれないが 発言内容を部分的に拾い上げスキャンダラスに垂れ流す姿勢はもはや報道機関ではないね、言論機関だよ。しかも海外メディアのロイターのほうが事実を書いているってどうよ!?恥ずかしくないのかね(呆


誰しも死についてはデリケートだ。 報道を受けて不謹慎!と声を荒げる人もいたと思う。 だが冷静に考えて欲しい、麻生氏は72歳で高齢の部類に入る。

ご自身も健康上の理由から死というものを意識されているはずだ。

また友人や親族の死にも立ち会ってきただろうし、政治家である以上支援者や同じ政治家の葬儀にも参列されただろう。その数でいえば我々よりずっと多くの死を感じてきたはず。その御仁が簡単に老人や病人を死に追いやるような発言はしないだろ。民主党議員じゃないんだぜ?