顧問に「30~40発殴られた」 自殺前日、母親に明かす

 大阪市立桜宮高2年でバスケットボール部主将の男子生徒=当時(17)=が、顧問の男性教諭(47)から体罰を受けた後に自殺した問題で、市教育委員会は10日、生徒が自殺前日の昨年12月22日に練習試合から帰宅した際、母親に「今日もいっぱい殴られた。30発から40発かな」と話していたことを明らかにした。

 一方、顧問は市教委に「数発たたいた」と説明。話が食い違っており、市教委は当時の経緯について、さらに詳しく調べる。大阪府警も暴行容疑などを視野に捜査している。 市教委によると、顧問は練習試合中にタイムアウトを取り、「発奮させるため」として生徒をたたいたという。
http://www.47news.jp/CN/201301/CN2013011001000859.html



体罰指導「プロではない」
2013.1.13 11:03 (1/2ページ)


 昨年のクリスマスイブの夜。やりきれない思いに、参列者が胸を詰まらせた。

  「顔を見てやってください」。母親に促され、顧問が近づくと、口のはれた生徒の物言わぬ姿があった。「これは指導ですか、体罰ですか」。泣きはらした母親から問いかけられた顧問は、「体罰です」と力なく頭を下げた。

青少年心理に詳しい六甲カウンセリング研究所(兵庫県西宮市)の井上敏明所長は、顧問の行動を「指導ではなくいじめだ」と断じる。

 また、関西大の黒田勇教授(スポーツ社会学)は「暴力は教育の失敗。たたく指導者は未熟だし、プロではない。体罰に愛情があればいいというのは幻想だ」と指弾する。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130113/edc13011308500001-n1.htm



大阪・高2自殺:体罰の暴走、止まらず

 顧問の「王国」で

毎日新聞 2013年01月13日 11時23分(最終更新 01月13日 12時18分)
http://mainichi.jp/select/news/20130113k0000e040094000c.html




(´・ω・`)これは暴行であり、虐待でしょう。

喩え話にはならないでしょうが書かせて下さい。

僕は10年ほど前、犬を飼っていました。

初めてのペットということもあり、しつけに悩みました。

いろんな本やサイトを回って「犬と私の10の約束」とか「犬のしつけ10か条」

とかで勉強しましたが、やっぱり自分が経験しないと分からないことばかりでしたね。  その中でも忘れられないのが

「叩かないで、その場で叱ってください。後から怒られても私には叱られる理由が分からないのです」

10か条の中には無いんですが、とても印象に残ってます。

もちろん犬と人間を同列に語ることは出来ません。

しかし犬を飼うことで『躾けと叱り方』を少なからず学んだと思っています。


体罰と主張した顧問は、体罰を与えることで部員と顧問との間にある

”信頼関係”が崩れることも考えなかったのだろうか。

それに安易に体罰を与えると「なぜ失敗したのか」を理解できずに、

また同じ失敗を繰り返すと思うんですがね。

恐怖心を植え付けさせる事は指導とも教育とも呼べないはずです。

「上手くいったら褒める、失敗したら叱る。」

メリハリがないと上手くいったのか失敗なのか分からないでしょう。

それを体罰で強引に矯正しようなんて安直すぎます。

顧問にどれほどのキャリアがあったかは知りませんが、部員すべてが同じ人間ではないんですから、それぞれに合った指導が必要のはず。



いずれにせよ旅立った彼は戻ってはきません。

亡くなった若者の御霊が安らかであらんことを祈ります。