(`・ω・´)つ 北朝鮮、ミサイル発射しましたねー

ロケットでもいいんだけど、ここはミサイルで。

いっぱい書くことあるのでサクサク行きます。


【北朝鮮がミサイル発射】 

北朝鮮は12日午前、北西部の「西海衛星発射場」から、「人工衛星」と称する長距離弾道ミサイルを発射したhttp://sankei.jp.msn.com/world/news/121212/kor12121210010002-n1.htm



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(`・ω・´)b 時系列を見てみよう


09:49 発射


09:58 1つ目の落下物が朝鮮半島の西方約200kmの黄海に落下

(おそらく1段目ブースター)。

09:59 2つ目の落下物が朝鮮半島の南西約300kmの東シナ海に落下

(おそらく衛星フェアリング)。

10:01 先島諸島上空を通過。

10:05 3つ目の落下物がフィリピンの東約300kmの太平洋上に落下

(おそらく2段目ブースター)。


海国防衛ジャーナル http://blog.livedoor.jp/nonreal-pompandcircumstance/archives/50688236.html


(`・ω・´)b ミサイルの軌道はこんな感じ



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(`・ω・´)b 当然、日本政府は抗議した。抗議の根拠となっているのは


【国際連合安全保障理事会決議第1874号】

★北朝鮮に対し、いかなる核実験又は弾道ミサイル技術を使用した発射もこれ以上実施しないことを要求する。

★北朝鮮が、弾道ミサイル計画に関連するすべての活動を停止し、かつ、この文脈において、ミサイル発射モラトリアムに係る既存の約束を再度確認することを決定する。


外務省http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/n_korea/anpori1874.html  

※ すごく長文なんで注意(核開発や武器輸出などの項目も含む)


(`・ω・´)b衛星が積まれていようといまいと、弾道ミサイルの技術を応用したものはダメよ!というわけです。 北は「衛星なんだから文句言われる筋合いない!」と反発し、これからもブチ上げる!と息巻いてます。 

次は発射理由の分析ですが、日本のメディアは駄目駄目なんで海外の分析のほうがいいでしょう


【北朝鮮によるロケット発射】この時期に強行した理由とは

CNN.co.jp http://www.cnn.co.jp/world/35025676.html  

オーストラリア・ラトローブ大学講師のベンジャミン・ハビブ氏による特別寄稿 ※ここもサクサクっといきます


★国際的な政治の空白

オバマ再選、習近平就任、16日・日本衆院選、19日・韓国大統領選

★金正日(キムジョンイル)総書記の一周忌記念

「強盛、繁栄」のスローガンの正当化。金正恩第1書記の権威を高めるのが狙い。

★戦略上の計算

韓国は今年、北朝鮮全域を攻撃範囲に収める射程1000キロの巡航ミサイルの配備を宣言、これに対抗するものとした。



 「打ち上げの成功は、北朝鮮の長距離ミサイル計画が開発段階から一歩進んで実戦配備に近付いたことを示す可能性がある。それによって近隣諸国に対する戦略上、外交上の立場が強まり、国際社会から支援を引き出す駆け引きも有利になるだろう。」 ベンジャミン・ハビブ氏


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(`・ω・´)b 北朝鮮といえば中国と関係が深いが、中国の反応はどうか?



【中国が「発射は遺憾」 決議違反の認識も示唆】

「国際社会が一致して関心を示す中、発射したことは遺憾だ」

http://sankei.jp.msn.com/world/news/121212/kor12121217130019-n1.htm  


冷たいのう。 もはや中国との関係は冷め切ってるようだ。

手飼いの国に危険な飛び道具を握られたのでは面目丸潰れだからなぁ



(`・ω・´)ロシアは?



【北朝鮮によるミサイル発射にロシア「非常に遺憾」】

「ロシアは、決議は遵守されねばならない、国連の決定は履行されねばならない、という立場である。ロシアは、北朝鮮には宇宙の平和利用の権利がある、と考えている。しかしそれは、弾道技術を用いた飛行体の発射を禁ずる国連決議に関する全ての問題が正常化してからのことだ。」

http://japanese.ruvr.ru/2012_12_12/roshia-kitachousen-misairu-ikan/  




(`・ω・´)今回の北朝鮮の弾道ミサイル発射を支援した国はどこだろう?

ミサイル本体、燃料、そして輸送とコストが掛かっているはず。

北朝鮮には日本と同様に売り物になるような資源がない。

売るとなれば、これまた日本と同様に”技術”となるわけだ。

つまり”北朝鮮の技術を買う国”が支援国家といえるのではないか。

となれば、従来より兵器開発において密接な関係があるシリア、イランとなる。

2009年には北-イラン-シリアの合作ミサイルが失敗しているので名誉の挽回と、自国のミサイル技術は進歩したというアピールなんだろう。

通常、衛星を打ち上げるには地球の自転を考慮して東に向けて発射する。ところが今回はまっすぐ南に向けて発射した。 地球の自転に逆らって真っ直ぐ飛ばせるだけの制御技術を身につけたというわけだ。

兵器技術は軍事政権のミャンマーへの売り込みもあるだろう。



そしてもう一つ思うところがある。米国、おとなしくないか?

2002年には北を”ならずもの国家”悪の枢軸”と認定してたのに。


【北朝鮮ミサイル発射:米、安保理制裁強化の構え】

米政府は北朝鮮による発射予告後、発射の自制を求める一方、発射が強行された場合に国連安保理を中心に対応する方針を明示し、中国に協力を求めてきたhttp://mainichi.jp/select/news/20121212k0000e030131000c.html  







なんで中国に協力を求めるの?








というわけで、思うところをまとめてみました。

ミサイルについては 上記の 海国防衛ジャーナル  さんが詳しく解説されてますので訪問してみて下さい。