先日、朝日新聞の「国が尖閣を買い取り」の見出しに驚いた。
NHKでも報じて世間を騒がせたが、石原さんはこの報道を全面否定。
ネットでは、石原さんと島の所有者、ならびに寄付金を納めた国民を分断させるためのメディア工作だ!との声があった。


【尖閣20億5000万円で売買合意、国有化へ】

政府が沖縄県・尖閣諸島を約20億5000万円で購入する売買契約に関し、地権者と合意したことが5日、分かった。政府関係者が明らかにした。

月内にも正式な契約書を交わすとともに、関係閣僚会合を官邸で開き、国有化方針や予備費からの購入資金拠出を確認する方向だ。国に先行して購入方針を示していた東京都側にも経過を伝達した。


 野田政権は、中国に対して強硬姿勢を見せる石原慎太郎都知事が購入すれば日中関係が不安定になると判断し直接購入を急いだ。

石原氏は5日、都内の自宅前で記者団に「地権者と政府が折り合ったなら口を挟める問題ではない」と語った。関係者によると、長浜博行官房副長官と地権者の男性が3日に会談し合意した。石原氏は都が購入資金として集めた14億円超の寄付金は「政府が買うなら即座に渡す」と述べた。

 

石原氏は4月に訪米した際に尖閣購入方針を公表し、首相は7月に国有化を目指すと表明。石原氏は首相と8月19日に会談した際、待避施設や電波の中継基地、気象観測所を国が整備するなら都が集めた寄付金を提供すると提案していた。

 [2012年9月6日8時44分 紙面から]
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20120906-1012382.html



【「『地権者は合意していない』と聞いた」 政府の尖閣購入合意に石原都知事】
2012.9.5 11:50 [尖閣諸島問題]


政府の尖閣諸島購入について報道陣の質問に答える東京都の石原知事=5日午前、東京都大田区 尖閣諸島(沖縄県石垣市)をめぐり、政府が20億5千万円で購入することで地権者と合意したとされることに、京都の石原慎太郎知事は5日、「政府からも地権者からも連絡はない。地権者は自民党国会議員に『政府とそんな合意はしていない』と言っているそうだ。地権者からじかに聞かないと納得できない」 都内の自宅前で記者団の質問に答えた。 

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120905/plc12090511530015-n1.htm



【「結果出たら発表する」 尖閣国有化交渉で藤村官房長官】
2012.9.5 11:49 [尖閣諸島問題]


沖縄県・尖閣諸島の魚釣島=2日、共同通信社特別機から
 藤村修官房長官は5日午前の記者会見で、尖閣諸島(沖縄県石垣市)の国有化をめぐる地権者との交渉につ
いて「プロセスを経て結果が出たときに政府としてきちんと発表する」と述べた。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120905/plc12090511500014-n1.htm


【尖閣”売却異変、地権者の負債が原因か】
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120906/plt1209060608000-n1.htm



【解説】
現在の尖閣諸島の所有者は、埼玉県大宮在住のK氏

(まぁググれば出てくるけどさ)
もともと尖閣諸島は明治に島を開拓した古賀家が所有していたが、
昭和50年頃にK家に数千万円で譲渡され(現在の金額に直すと1億3800万円らしい)しかし、ここに来てK氏が所有する不動産を調べていくと大きな負債があることが判明。

三菱UFJ銀行はK氏の所有する物件に24.5億円の抵当権を設定。

K氏の自宅など38件の担保を持っている。
一方、埼玉県信用金庫もK氏の不動産に15億円の抵当権を設定。

両者を合わせると40億円近くの負債となる
しかし、実際の土地の価格と比べると明らかに過度の融資(貸し付け)だ。
調べていくと土地・家屋を合わせても3億円程度だという。 謎である。


一方、尖閣諸島はどれだけの価値があるのか?
十年前、自民党政権時に尖閣への借地権を設定(借りますねーということ。実際には小泉政権から続いているらしい)
賃借料(ちんしゃくりょう)は二千四百五十万円。
石垣市の固定資産証明によれば尖閣の評価額は六億円余り。 

固定資産税は年間85万円。
国の賃借料が高いのは、周辺海域が米軍の射爆場となっているとのことだが賃借料の高額の理由ははっきりしていない。


週刊文春ではK氏、K家の負債は一族の土地運用や結婚式場の運営に問題があった為、いろいろな事業に手を出して失敗した為と書いているが、写真週刊誌FLASHではこう書いている。


「実は島の所有者であるK一族は30年にわたって、さまざまな手口で嫌がらせを受けてきたんです。今では自宅の屋敷は要塞のようになっています」 そう語るのはK氏の20年以来の友人。

「島を譲り受けて以来、中国政府の商務部(日本の経済産業省にあたる)の人間から何回も島を買いに来ました。時にはその代理人と思しきヤクザ風の人間が凄んで来たり、中国系のリゾート会社の名刺を持った人間が一緒に開発をやらないかと勧誘にきたり、とにかくわけのわからない人間が次々と訪ねてきたそうです。 中国側が350億円で買いに来たという話は、このリゾート開発の時のことだそうです。業者が勝手にお金を置いていってしまい、警察に届けたこともありました」


その後も執拗に嫌がらせは続き、K氏の甥が小学生のとき見知らぬ男から声をかけられたり、その子が結婚する際には脅迫電話があったり、家の中に動物の死骸が投げ込まれたり、とにかく島の売却を断るごとに絶えず中国の影を感じたという。 こうした経緯から島の所有権を持つK氏は決して表には出なくなった。


「嫌がらせにも負けずK一族は つねづね『日本を守る』と言っておられた。しかし一昨年の漁船衝突事件をきっかけに個人じゃ守りきれないと思われたのだろう。 K氏は20年も前から島に避難港を造り、自然を保護し、誰もが行けるようにと話しておられた。しかし国は賃借契約をしているにも関わらず何もしていない。だから石原慎太郎さんだったんです」前述の友人


石原さんには情報が集まっている。

だから国が買うと言っても信用はしていない。
まして売国の民主党政権下ではなおさら。
こうして書いてみると、国がK一族に多額の賃借料を払っているのは、尖閣が個人の所有物であるために国が直接手を出せない理由から、尖閣の維持・整備費用の肩代わりと、迷惑をかけている謝礼なのかもしれないね。