それは先週のこと。

前回、J子と別れた(笑)直後に同じY市に住む 麻里(仮名)からTELがきた。

麻里「9日誕生日だったでしょ?お祝いしてあげるからY市においでよ。妹も12日だし」

正直、祝ってくれるのは遠慮したかったが 妹・明美(仮名)の誕生日ならしかたない。

簡単だけど花束を持ってY市まで行きましたよ。

知り合いのパブを貸しきってのパーティには約10人前後の人が来ていたが

ほとんどは知らないひとばかり。 あたりまえだよねー。

明美に花束を渡して、すぐに帰ろうかと思ったが

麻里「プレゼントがあるから待ってて」

と、呼び止められて待つことに。

車で行ったので、飲むのはひたすらウーロン茶。

薄暗い店内をよくよく見回すと知っている顔や見たことのある顔。

その中に 麻里・明美姉妹の友人で ぷちマツコ・デラックスと化した紗里奈(仮名)もいた。

だが、いつもは「スミさーん!」と明るく声を掛けてくる紗里奈は僕をガン無視。

なぜなら紗里奈はJ子の親しい友人(親友ほどではない)だからだ。

よくあるよねーこいう場面。

カラオケ大会が始まり僕も何曲か歌った後、何かの視線が・・・

J子!!しまった!紗里奈がいる時点で予想できたのに!

僕「 麻里、J子がいるぞ。」 

麻里「 え!?(事情を知ってるから)私は呼んでないよ」

退散することもできたが、なんかシャクだったのでそのままでいた。

麻里「 J子、スミスのことずっと見てたよ」

僕 「しらんがなー」(`・ω・´)

麻里「 私もスッキリしないからさ、二人でちゃんと話しなよ。」

こういうお節介なところが麻里の長所でもあり欠点でもある。

麻里がJ子を説得。最初は難航していたようだがJ子は承諾したようだ。 余計なことを・・・

ソファに座る僕とJ子と麻里と紗里奈。そっぽを向いてふてくされながらも彼女は語った。

話を要約すると

J子はY市を離れるため僕と食事をしたかったが、拒否されたため腹がたった&淋しかった

・・・・だそうだ。

最後はお互い握手してサヨナラした。 ちょっとしんみりしたけど、これでいいんだと思ったよ。

麻里にうながされてエレベーターまで見送りに。

扉が開き、J子だけ乗り込んだ。(出会ったころの引き締まったカラダはどこへいったんだ?)

僕「 それじゃぁ、元気でナ。」(いままでのことが走馬灯の・・以下略)

扉が完全に閉まりかけたその隙間からJ子が微笑みながら言った。

J子「 じゃぁ、またね! 」('∀`)

僕「!? おい!チョット待て!」((;゚Д゚)




確実に下まで降りていくエレベーターに向って、僕は叫んだ

二度と帰ってくるなー(゚Д゚)