オレの症状の危険度をランキング形式で描いています。

※精神疾患の症状の表れ方は人それぞれなので、あくまで筆者の症状として読んでください。



危険度ランキング:第2位

「ライダーオオカミ」


辛さ:★★★★★

社会的信頼の損失危険度:★★★★

他害危険度:★★

自傷危険度:★★★★★


症状:

ネガティブ思考、パニック、希○念慮、自傷行為、自○準備行為、過呼吸、動悸


詳細:

双極性障害の、躁と鬱との混合状態に現れる。

気分は落ちていて、ネガティブ、悲観的なのに、思考力と行動力はフル回転エンジン全開の状態。

とても分かりやすい図を掲載します。

図の引用元は、ブログ記事の末尾にYouTubeのリンクを貼っておきます、勉強させていただいております。




↑双極性障害患者の目指すところは、この「寛解状態」になること、そしてそれを維持すること。


↑これが混合状態。

気分は落ちているのに、妙に思考が働いたり、体が動いてアクティブになったりします。

前回のランキング3位の「イライラ」も、この混合状態にあたると考えられます。

今回紹介する「ライダーオオカミ」の状態は、第3位の「イライラ」とは違い、危険行動の矛先が自分に向く場面についてです。


思考力が働くと、過去の悪い記憶が次々と蘇って自分を責めまくったり、予知不安(将来のことが不安になること)に襲われ絶望したりします。

そうなると、不安や恐怖、閉塞感、焦燥感に襲われてパニックになったりします。


例え話ですが、かがんで入っても頭が天井についてしまう程の狭い潜水艦で深海に潜り、そこでエンジンが停止してしまって出られなくなった状態を想像してみてください。
宇宙船でもいいです。
周りは真っ暗、狭いので体は動かせない、助けを呼べず、食べ物もない、助かる見込みはゼロ。
そんな状態になれば、強烈な恐怖に襲われ、パニック状態になるでしょう。
自分だったらきっと、空気があるのにもかかわらず、息ができないような錯覚に襲われて、もがき暴れます。
このまま数日間ゆっくり苦しんで○ぬよりも、いっそのことハッチをこじ開けて即○したいと思うかもしれません。
このような心理状態に大変よく似ているような感覚になることがあります。

そんな心理状態が自室で起きて、息苦しさのあまり息を吸おうと玄関から裸足で飛び出します。
頭を抱えながら「苦しい、息ができない」と、走って、道路の方に駆け出します。
完全にパニックな状態。
オオカミライダーアクセル全開ブンブン暴走中。

なんとか家に帰ってきたとしても、とにかく自己全否定。
「自分なんか大嫌いだ」と自身を傷つけたり、「なんで生きてるんだ」と考え、○ぬ方法を具体的に考えて実行に移す準備を整えたりします
双極性障害の症状の中で、この「混合状態」が最も自○する確率が高い状態だと聞いたことがあります。
ネガティブなのに体が動くから、まあそうなるわなー。

オレはこの「ライダーオオカミ」状態で道路に飛び出して警察に保護してもらったことがあります。
即座に精神科入院病棟へ入り、措置入院となりました。
措置入院のエピソードについては、近いうちに改めてブログで書きたいと思います。
自分にとってそれは、すごく過酷な入院でした。

主治医から勧められている対処法:
【症状が起きたら】
すぐに服薬。
屋外に出ない。
刃物や紐状の物から離れる。
家族や知り合いに助けを求める。
病院に連絡する。
【症状が起きる前に】
認知行動療法(超重要!!)
軽躁状態のときに上げすぎない(超重要!!)
適度に負荷の大きい運動を継続。
生活リズムを乱さない。
日々の薬を勝手にやめない。(最重要!!)


↑イラストアイデア案

記事の内容はネガティブなものになってしまうので、せめてイラストには少しでもコメディ性があった方がオレらしくていいと思い、右を採用。

パニックで暴走する状態を「バイク」という比喩によって抽象化。

「足」の強調でマヌケさを出したいのは、どちらの絵でも見られましたね、無意識だったけどな笑




先日まで混合状態が来ていて苦しみましたが、ようやく落ち着いてきました。

やっとこさ絵も描けたしな。
絵を描ける時間があるのが一番嬉しいや。



↑上記に添付した図の資料の引用元です。

混合状態とはなんたるかが、分かりやすく解説されており、双極性障害当事者の自分も納得できました。