門前仲町で行列のできる酒場といえばここ。
運良く列が出来てないなぁと、からからっと扉を開けると既にほぼ満席。
なんとか席を見つけるも隣の人と肩が触れ合うくらいの狭さ。


200~300円台のメニューが多く、短時間でさくっと飲んで帰るにはいい。
ただ、ここにはいろいろとルールがある。


最初のオーダーは「飲み物は?」と聞かれるまで待つべし。


というのがそのひとつ。
頼もうとして声をかけても忙しすぎて相手にしてくれない。
なにせ、ぎゅーぎゅーに詰められたカウンターに座る20人くらいを

相手に1人の従業員が立ち回っているので当然。

このおばちゃんの動きはとてつもなく凄い。


頭で注文を覚えて厨房に声をかけ、その場で出せるものは

冷蔵ケースからぱっと取り出し、それから紙に注文されたものを

メモっている。


「天ぷらと、えーっと、お刺身は・・・」とか言って悩んでいると既に

目の前におばちゃんの姿はなく、天ぷらだけが厨房に通される(笑)
1秒でも止まることのないおばちゃん。凄まじい。


とにかく、くれぐれも急かさぬよう。
店内にペタペタ貼られてある短冊メニューを眺めながら何を頼むか

考えましょー。ちゃんと最初のオーダーは忘れずに聞いてくれます。
但しその後のオーダーは通すのは一苦労だけど・・・。


接客がこんな感じなので、好き嫌いの分かれるお店だと思う。
でもこういうお店もあるんだよって一度行ってみるのはいいかも。
ちなみに私は好き。
あら煮が50円だけど大丈夫?とか思ったりした。

しかも結構な量出てくるの。ほんと安い。昭和29年創業。