あんこうは冬の魚。行くなら今でしょ~と神田須田町へ。
目指すは天保元年(1830年)創業、都内唯一のあんこう料理専門店。
このあたりは建物に風情があって、老舗も多く雰囲気が良い。
東京都選定歴史的建造物がずらり。
もし近場に住んでたり働いてたりしたらたまらんなぁ~と思いつつ歩く。
三階建ての木造に入っていくと下足番と思われる人が待っている。
靴を脱いで上がるとすぐ左に厨房、丁度捌いているところを見ながら
やや急な階段を上っていく。窓側の座敷に通された。
3列あって、中央のちゃぶ台に乗ったカセットコンロに
お客もいないのに何故か火が点いていたので何故?と思ったらこれが
ストーブ代わりになっているみたい。
窓は昔のくるくる回す錠前で懐かしさを覚える。
瓶ビールを頼んで、鍋と幾つかおつまみを。
きもさし。ポン酢、薬味で頂く。とろーん。
あん肝であんこうの他の身をあえた「ともあえ」。
これはおつまみに良い。
醤油味で野菜はウド、さやいんげん、椎茸、ギンナン、しらたき、
みつばが。水分の出ない野菜ばかりだからどんどん濃い味に染みてゆく。
あんこうは淡泊な白身にゼラチン質の皮、そして肝。
肝はおじやにするとき潰して食べると美味しいから残したほうがいいよと
お店の人に勧められたので残してみた。
〆にはネギをたっぷり散らしたおじや♪
あんこうの肝を潰して・・・これまた旨い。
さっきまでちょっと寒かったけど充分温まった。
千代田区神田須田町1-11-1
03-3251-1229
11:30~14:00、16:00~22:00
日定休(5~8月は土日祝休)
http://www.isegen.com/