「握」と書かれた暖簾をくぐり、格子戸を開けると「いらっしゃいまし!」と
威勢の良い声が聞こえる。弧を描いたカウンターは木曾檜1枚板で

作られた珍しいもの。外観もそうだが、非常に歴史を感じる店構えだ。



カウンター中央に座り、親方の仕事を拝見させてもらう。
私は素人で何もわからないが、気持ち良い程ちゃちゃっとした手さばき。
弟子には厳しいのだろう、カウンター内は緊張した空気が流れる。

注文すると親方が捌き、弟子が飾る。
この「ばらちらし」は芸術だ。



煮穴子、しっかりしめた小肌、鮪、海老、椎茸に干瓢、酢につけた蓮根、玉子。
それぞれ手をかけたものが勢揃いし、綺麗に飾られる。
この贅沢な品が2,620円。
ちなみに握りもお昼は同じ価格。次回は握りを頼もうかな。

中央区銀座4丁目10-13
03-3541-5344
12:00~14:00、17:00~21:30(土曜~20:00)
日曜、祝日休み