N響12月定期公演 プログラムC  2013.12.6 NHKホール
プーランク 「グロリア」 Poulenc Gloria
ベルリオーズ 「テ・デウム」 Berlioz Te Deum


指揮 シャルル・デュトワ Charles Dutoit
管弦楽 NHK交響楽団 NHK Symphony Orchestra, Tokyo
ソプラノ エりン・ウォール Erin Wall
テノール ジョゼフ・カイザー Joseph Keiser
合唱 新国立劇場合唱団、国立音楽大学、NHK東京児童合奏団
       New National Theatre Chorus, Kunitachi College of Music, NHK Tokyo Childre Chorus
オルガン 勝山雅世 Masayo Katsuyama
コンサートマスター 堀正文 Masafumi Hori


どちらも生は勿論、録音でも聴いた事の無い作品ですが、
舞台に沢山人が乗っているのは好きなので、聴きにいってきました。

という事で、全く曲を知らないのですが
最初のプーランクの「グロリア」はもう少し洒脱な感じの曲なのではないか?
と演奏を聴きながら感じてました。

対してベルリオーズの「テ・デウム」のような曲の方が
このオケには向いているのではないかなと感じながら聴いておりました。
又、オケとオルガンを指定どおりの配置(オケの反対側にオルガンを配置)
で聴いてみたいなと感じました。
とはいえ、NHKホールはオルガンが正面ではなく右サイドにあるので
オケとオルガンの対比は分かり易かったとは思います。
しかしだからこそ、余計にそう感じてしまったような気がします。

歌手に関してはエリン・ウォールの声は心地良かったのですが、
今回の演目ではそれ以上の事はあまり良く分かりません。
テノールのジョゼフ・カイザーはこちらも出番は少なかったものの
丁寧で音程も安定しており、尚且つ歌に表情があり、私は好みでした。
出番が少なかったので又、聴いてみたい歌手だと感じました。

又、児童合唱団も楽譜では600人の指定のようですが
今回は40人くらいでしょうか。合唱団全体で300人弱という感じでしたが、
児童合唱団の声もしっかり聞こえて大変感心しました。


今回の期待はオケと合唱団だったのですが、期待に反して、
私の印象に残ったのは児童合唱団とジョゼフ・カイザーでした。