一撃必殺とでも言おうか。

あらゆることがどうでもよくなり、
そして、
あらゆることが二の次になり、
時間が流れていく。


そう。
一度、会っただけ。

1週間が経ち、これまで何千回フラッシュバックしただろう。

また会いたい。
その想いが支配している。

もうすぐ彼女は、海の向こうへ行ってしまう。
律儀で真面目な彼女には、
何かが生まれる前に、お互いの為に。
と丁重にお断りされた。

だから、どうした。

海とか国境ごとき、俺には関係ない。

それでダメなら、どうせ一生続きはしない。


所ジョージが言っていた。
「運命とは、諦めの言葉。全部自分で何とか出来るのに、どうにもならなくなったとき、人は運命という言葉で片付ける」

だから、決められた運命はないと思ってる。

全てを乗り越えて。
一生の後悔を享受するくらいなら。
手に入れたい未来を創るだけだ。

少し肌寒い今日、母上と京都へ日帰り旅行へ行ってきた。

紅葉の季節が過ぎた京都で、まだ最期の彩りを残した土地を選んで。

相国寺
聖護院
下鴨神社
清水寺

へ赴いた。

空気が澄んでおり、シーズンオフということもあり、京都独特の空気感と彩りを堪能出来た。

撮影不可だったので画像はないのだが、本日一番感動したのは、聖護院の特別公開。

「狩野派障壁130面」
つまり、院内の襖130面に絢爛豪華な画がしたためられている。

使いの間、謁見の間、書院など、全ての間の襖に賢人や花鳥の様が描かれており、パッと目に飛び込んでくる印象は、頭で整理できないくらいの熱量。

観れば観るほど惹き込まれていく感動が、まだ残っている。

洋画ばかり観ている俺も、関係ない。

美しいものは、等しく美しい。