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小説 スタートアゲイン(作・石川ヨナ)
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戦乱の世、惨状となっている世界。少女が古物屋で手に入れたネックレスには、古代の魔物を呼び覚ます力が秘められていた。人間と世界の真実を知った少女は、ヴァルーガと共に世界の造り主を探す旅に出る。
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【注意】
今はスタートアゲインは読めません。
10月中旬から同サイトで読めるようになるとの事です
これが、僕が始めて涙した小説「スタートアゲイン」です。
畏れ多くもこのサイトの表紙は僕が描かせてもらいました。
(書籍化される際には本物のプロが描くのだと思います・・楽しみだ~w)
タダで読める小説サイト アットノベルスで1ページ読みました。
・・・いつのまにか15ページ程読んでいました。
その日を境に、夜寝る前にこの小説を読むことが日課になってしまいました。
一目ぼれというやつです。
この小説を一言で表すならば、『壮大』 というに尽きます。
たった一人のどこにでもいる少女。
その少女はいつも「世界は良くならないのか、平和は実現できないのか」
というモヤモヤした思いを胸に抱えるも、どうする事もできなかった。
そう、今の僕達のように。
しかし彼女にある転機が訪れ、『力』を手に入れ、行動を起こしていく。
それでも、この現実と同じで一筋縄じゃいかない。
しかし、大きくなっていく矛盾や、怒りを抱えながらも、
広大な世界を周り様々な景色に、様々な人々に出会い、
別れ、触れていく事で、何かが少しずつ変わっていく。
エンターテイメントは人の喜ぶポイントを抑えていれば成立する。
でもね、この小説は記述のない所で虫が歩き、鳥が鳴き、風が吹く。
そんな読む人を誘(いざな)う力を持っている。
密林、広大な海、遺跡、歴史に取り残された民族達、商人の街...
この小説はもう1つの蒼く丸い惑星への入り口なのである。
どこかあきらめていた『平和』 いつしかオブラートに包まれた『世界』
心をどこかに押し込めている『人々の群れ』
現代に必要な小説だと思います。