7月に入りました。

梅雨明け前なのに、連日うだるような暑さ。

 

そして明日は都知事選挙日。

 

毎回、選挙は投票に行っていますが、特に記事を書いたことはありませんでした。

もしかして誰かに何かを押し付けるような気持ちにさせてしまったら・・(自分の文才がないということもありますが💦)と。

でも今回は、あくまで個人的にですが思うことがあり、書き留めておきたいと思います。

 

今回の都知事選挙で、初めて知った「一人街宣」。

杉並区長の岸本聡子さんが、区内の駅前に一人で立ち、選挙投票を呼びかける姿。

自分の選挙のお願いではなく、あくまで都民としての都知事選挙参加の呼びかけ。

 

決して押し付けではなく、フラットに話す姿に心ひかれました。

 

 

岸本さんの「一人街宣」がSNSで紹介されてから、一人二人と各地で「一人街宣」をする方が増えてきて。

都内だけでなく、全国各地でも。また都外から遠征して都内で街宣される方も。

今日までに3000人を超える方が「一人街宣」で700を超える駅前で立たれたそうです。

私もカフェで「一人街宣」を終えられた方(プラカードが見えるのですぐわかる)

と隣合わせになったこともありました。

どこの団体の所属でもなく、誰に強制されたわけでもなく、自発的に参加したいという思い。

 

今までこんな現象を見たことがなかった。

それだけ沢山の人が、この現状を変えたいと切実に思っている。

そしてこの歌を思い出しました。

 

 

選挙公示日初日、たまたま所用で新宿にいたので、候補の一人、蓮舫さんの街頭演説を聞きました。

ちょっと緊張しているようだったけれど、映像で切り取られたイメージとは違い、生の言葉から伝わるものがありました。

 

ほとんどTVでの報道がない中(これは本当に問題だと思います)候補者の言葉はSNSで見聞するしかなく、もちろんSNSもすべてを信じるわけではないのだけれど。

建前だけでなく、本音がわかる動画もあり、その中から今を変えられる人を自分なりに見つけていくしかない。

 

今日、新宿で行われた最終演説を聞きに行きました。

(雷と豪雨でどうなるかと思ったら、始まる前に雨があがりました)

初日の演説から2週間あまり。

具体的な提案は、この期間に色々な声をちゃんと聴いていることがよくわかりました。

もちろん、100%完璧な人はいないし、いきなり劇的に変わることはないけれど、変えたいという気持ちがあれば、時間がかかっても少しずつでも変えられるのではないかなと。

 

近くに神奈川から来たというご夫婦がいらして、東京が変われば他も変えられる、だから応援に来たと。

「一人街宣」はできなかったけれど、最後に一緒にエールを送ることができてよかった。ちょっとだけ列に入れたような気持ちになりました。

 

あまりにすごい数の人で写真が上手く撮れず、公式からお借りしました。

 

 

百年以上かけてできた神宮外苑の銀杏並木も、日比谷公園の緑も、先人が守り育ててくれたから、綺麗な風景を見ることができました。

この先も大事なものは、未来に受け継がれていってほしい。

 

ただ盲目的にすべてを委ねるのではなく、一緒に守っていける、そんな東京に変われたら、希望の光が少し見えてくるのではないか・・と思っています。