久しぶりにシアターオーブに行きました。


ブロードウェイミュージカル「シカゴ」来日公演。




来日ミュージカルは、チケット代が高くて長い間縁がなく。。

コロナ禍前、渡辺謙さんの凱旋公演「王様と私」も迷いに迷ってライブビューイングにしたことも。


今回は割引チケットにご縁があったのと(今は国内ミュージカルチケットが高いので💦結果他の舞台よりかなりリーズナブルに)この作品に苦い思い出があったから。


1998年(四半世紀前!)に友人と行ったNYでリバイバル上演されていた「シカゴ」。

ボブ・フォッシーの振付が観たくてチャレンジしたものの(友人は話を知らないからと「CATS」をチョイス)台詞や歌詞に笑いっぱなしの客席に取り残され。。カッコいいダンスだった記憶はあるけれど、さっぱり内容がわからなかった。。残念な思い出💦

その後、映画化されて内容は把握したけれど、舞台版とは振付含めかなり違うらしく、楽曲もかなりカットになっていると知って、オリジナルをもう一度観てみたいと思っていました。

今回はそんな25年前のリベンジも兼ねて⁉️の観劇。


席はかなり後方だったけど、字幕は見やすく、台詞や歌詞を見ながら、NYの沸いていた客席を思いだし、なるほど!と納得。

かなりセクシャルでダークな大人のコメディ。

これは言葉がわからなかったらハードル高かったはずだなと呆然と客席にいたあの時の自分を思い出したりして。

ヒロインは悪女二人(なぜか憎めない)、なんでもありのエネルギーに満ちていて、なぜか元気になれるようショーアップされていて、こういうパワーはまさにアメリカンミュージカル。


ボブ・フォッシーの振付は、セクシーでスタイリッシュ!

体を固定して一部の筋肉を動かすような振付、ゆっくりした動き。

昔、シャーリー・マクレーンがライブで、ボブ・フォッシーは自分のダンスを変えたと話していたけど、高度なテクニックとセンスが必要なんだろうなあと素人ながらも思いました。

男女共にダンサーたちがかっこよかった!


生で聴くマシュー・モリソンの歌はよかったけれど、曲者弁護士フリンは映画版のリチャード・ギアのほうがキャラクター的に合っていた気も。


今回とてもよかったのは、舞台上にいて作品の一部でもあるバンドたち。

ジャズのカッコいい演奏に何度もゾクゾク。
カテコでキャストが全員はけたあと、最後の送り出しの演奏タイムがあるのもミュージカルらしく嬉しかったし、客席も最高に盛り上がりました🎵

こういう大人のミュージカルがあるのも、BWの魅力だなと思います⭐


帰宅してから探してみたら、当時のPLAYBILLが出てきました。




オリジナルの空気がわかり、リベンジを果たした⁉️今、タイムマシンでもう一度NYに観に行きたい気分です(笑)



1997年トニー賞より
All that jazz
やっぱりカッコいい!