もう全部抜いた気になっていた奥歯の親不知。

近所の歯科でまだあった親不知の虫歯が発覚し、複雑な生え方をしているので大きな病院で抜いてもらうようにと年末にいわれ予約したものの・・

少しでも体調に自信がないときは延期してくださいといわれ(そういわれると余計に緊張が・・💦)二度も延期してしまい、ようやく先週決行。

只今、あの「平手打ちをくらったような痛み」を久しぶりに味わっています💦

前回、この痛み(抜歯)を体験したのは、11年前。

ちょうど痛みがMAXだったときに観た舞台が星組の「ノバ・ボサ・ノバ」と「めぐり会いは再び」の初演でした。

楽しみにしていた舞台だったので、歯痛で中止にするのももったいないと観に行ったのですが、観劇しながらずっと頬を殴られているようだったあの感覚が、今よみがえってきて、11年経ったんだなあとこんなことで感慨にふけってしまったりして(笑)

当時は、オリジナルに近い形での再演といわれていた「ノバ・ボサ・ノバ」が楽しみだったのですが(草野先生版のフィナーレは個人的にちょっと受け入れがたかったので)意外にもオリジナル「めぐり会いは再び」で、柚希さん以下星組メンバーがのびのび演じている姿に、あてがきのよさを再認識したことを思い出します。

八百屋舞台の「ノバ・ボサ・ノバ」、当時怪我での休演者も出たりしていて、どこか張り詰めた空気を感じたこともあり、オリジナル作品がどんどん少なくなってきていた宝塚に寂しさも感じてもいたので(この気持ちは今も変わりませんが)あてがきオリジナル作品を久しぶりに観たことも嬉しかった。
(まさか、そのあと再再演するとは思いませんでしたが)
できれば、初演があのときの星組にあてて書かれたものであったように、どの組でも今のメンバーにあてた作品が生まれてほしいなあ。


昭和の宝塚では当たり前にあったオリジナル作品。
あてがきから生まれるのびのびとした空気と笑い。
「めぐり会いは再び」の初演を観たときに、その笑いに歯痛もちょっと忘れて(笑)ほっとできたひとときを懐かしく思い出しています。