上方落語家の笑福亭仁鶴師匠が亡くなられました。

子供の頃はボンカレーのCMなどで見てはいましたが、やはり東京ではその芸を見聞きする機会があまりなく・・

仁鶴師匠の存在を知ったのは、NHK「生活笑百科」でした。

「四角い仁鶴がまあるくおさめまっせ」の合言葉とともに始まる師匠の司会。

自分たちの身近なトラブルの相談を漫才師の方たちが面白おかしく相談し、相談員が考えを回答し、最後は弁護士の先生が正解を言ってくれる、法律バラエティー。

わかりやすくて勉強になるからとすすめられて見るようになり、はまってしまったのはレギュラー相談員上沼恵美子さんと仁鶴師匠のやりとり。

上沼さんの面白いトークに飄々と受け答えする師匠との絶妙のやりとりがたまらなくて、この二人の会話を楽しみに、毎週土曜日チャンネルをあわせていました。

聞き取りやすい会話、間とテンポがなんともいえずよくて、宝塚をきっかけに子供の頃に憧れた関西弁の世界に浸れるのが幸せでした(*^_^*)

特に師匠の喋りには、品があり、噺家としての芸から出るものでもあったのかなと思います。

桂南光さんが司会代理になられてから、もしかしたらもう復帰されることはないのかな・・と思いながらも、もう一度この番組でお会いしたかったなあと淋しい気持ちでいっぱいです。

楽しい時間をありがとうございました。
心からご冥福をお祈りします。