6月になり梅雨入りして、あっという間に時間が過ぎていきます・・

だいぶ日にちが経ちましたが、6/10、久しぶりに「レ・ミゼラブル」を観てきました。



この風景も久しぶり。



キャストボード、レミゼはこんな風に出ていたのですね。

初演以来、何度か観劇していた「レ・ミゼラブル」。
旧演出版が終了した後は遠ざかっていました。
旧演出の印象が強すぎて、もう卒業でもいいかな・・と思ったりもしていたのだけど。。
この状況下で力をもらえる楽曲を聞いてみたくなり(自分がどう感じるかなとも)ダメもとでエントリーしたら当選。
貴重なチケットで久しぶりに列に入りました。

久しぶりに聞くレミゼの楽曲はやはり素晴らしかった。
2階天井桟敷まで届く歌声、アンサンブルの方たちの力を感じます。

エポニーヌの屋比久さん。
劇団さんじゅうまるの本多劇場公演での客演を観てからずっと、もう一度舞台で聞いてみたいと思っていた歌声。
哀しく切なく心に残りました。

バルジャンの最期の場面、ファンティーヌが迎えに来るところで、これまでとは違う感情があふれ、自分でもびっくりするくらい、泣けて泣けてしかたなく・・
何度も観ている感動する場面のはずなのだけど・・今まで何を観ていたんだろうと思ってしまうこれまでにない感情。
自分も年を重ねたことで、バルジャンに重さなるものが近くなり、見えなかったものが見えてきたような・・

友人に、人生の経験値が増えると泣ける場面が増える作品だと言われたのですが、まさにそのことを身をもって実感しました。

新しい発見、再演は新たな出会いでもあるんだなあと。今回そのことを体感できてよかった。
とはいえ、やはり私にとって初演からの旧演出は、忘れ難いものがあります。
(今回観て、バリケードは旧演出がよかったとあらためて思いました。バリケードの大きさ、盆が回り、その裏側が見える残酷さ、そのインパクトが強烈であればあるほど、その後のマリウスの悲しみが強く伝わるのではと思います)

10年前の旧演出ラストでのスペシャルキャストバージョンを思い出します。
ほぼそろったオリジナルキャスト、そして強い思い入れで演じていた岡さんのアンジョルラス!
感動のあまり、幕間にガラケーからブログ投稿したことが(笑)昨日のことのようです。



そして懐かしい初演レミゼ。初めて帝劇に入った思い出の舞台でもあります。



プログラムを探してみたり。



鹿賀さん、滝田さん、背丈もあって二人が対峙する場面は迫力がすごかったなあ。



岩崎さんのファンティーヌ。透き通るような歌声でした。美しかった。



島田さんのエポニーヌ。衝撃だった。歌い終わったあとの劇場の空気。
すごい歌を聴いてしまった・・というあの空気。忘れられません。




もうすっかり大人の役者さんなのに、いまだに山本耕史くん、と言ってしまうのはこのガブローシュを観ているからかも。
可愛かったなあ。



初演プログラムを探していたら、昔のチケットフォルダーが。

レミゼチケットは見当たらなかったけれど、ウタコさんの退団後第一作「心を繋ぐ6ペンス」のチケットが!
(今回はスマホチケットだったので隔世の感があります)

帝劇もまだ座席がイロハ順だったことや、すでにチケット代がこんなに高かったことなどに、今さらながらにビックリ。
そういえば、当時は宝塚しか知らなかったので、外の舞台のチケット代にカルチャーショックを受けたことも思い出しましたびっくり



同じチケットフォルダーに入っていた、当時の宝塚のチケット。
旧東宝3階席は1100円。
帝劇1階席で10回観劇できる!
この3階席がなかったら、同じ舞台をリピートするなんて(特に学生時代は)考えられなかった。
私の宝塚人生はこの3階席があったからこそ・・と当時の宝塚に感謝しつつ・・

久しぶりのレミゼで色々な原点を思い出したひとときでした。