日付が変わって今日4月11日は雪組東京公演千穐楽。

大劇場千穐楽のライブ配信を視聴したのがつい昨日のことのようです。

トップコンビサヨナラ公演でもありチケット難だった東京公演、貴重なご縁があって劇場に入ることができました。

先月で見納めの予定が、スマチケ貸切公演にエントリーして当っていたことに当日気づき(汗)
幸運にも千穐楽近くの公演も観ることができました(初めてのスマチケ観劇は、譲渡が難しいこともあるのか一人観劇の方が多く、びっくりするくらい静かで・・ストレスなくだいもんを見送れたのもよかった)





本当は去年だったけれど、東宝20周年の卒業になりましたね。



ロビーのパネル。この場面本当に感動だったなあ。



始まる前のドキドキの瞬間。ここは配信では観そびれてしまったので、揺れる音符を目にできてよかった。

「fff ~歓喜に歌え!~」
大劇場ライブ配信を観たあと、パンフレットとルサンクを買って読んだり、第九のCDを聴いたり、ベートーヴェンの小説を読んだりとかなりはまってしまいました。

かつて第九合唱団で歌っていたこともあり、第九にはどうしても反応してしまうのですが、あの歌っていたときの天上に昇って行くような感覚は彼のこの人生から生まれたものなのかと思うと、今歌ったらまた違う感覚になるような気もしたり。

ベートーヴェン、父との関係、苦しさと自分との葛藤からの才能を突き詰め、究めていくその情熱と孤独。
力あるトップスターは究めれば究めるほどに孤高の人になっていく、その姿はどこかだいもんに重なり、また同じく力ある戦友のような相手役だった真彩さんとの関係とその役も重なり、ラストはベートーヴェンへのオマージュでもあり卒業へのはなむけでもあり・・この二人にしかできない究極のあてがきだったように思いました。

王道のラブロマンスが見たかったという声があるのもわかるし、最後の作品に求めるものはファンそれぞれにあるだろうなと思うけれど、他の人ではできない作品は最高の贈り物でもあるような気がします。

ここのところずっと雨模様だった週末も、今週は好天の予報。
卒業の一日もよいお天気で、無事に全員が完走できますように。

自宅近くの映画館からお見送りしたいと思います。