探し物をしていたら、宝塚初観劇の懐かしいパンフレットが。



1977年星組公演「夕陽のジプシー/ハッピー・トウモロー」 
トップスターはツレちゃんでした。

前年に漫画ベルサイユのばらから宝塚を知ったものの、もう昭和のベルバラは最終公演の真っただ中。新聞には完売御礼の広告が大きく載り、生の舞台を観てみたい!と思うものの、小学生ではひとりではどうすることもできず・・。

周りの大人にも好きな人はおらず、母も宝塚にまったく興味がなく(^_^;)なかなか行ってくれる気になってもらえず・・、訴え続けて半年、ついに根負けして、春休みにやっと恋い焦がれていた宝塚の舞台に同行してくれることに!

それがこの舞台でした。

天に昇るようなわくわくした気持ちと、もし母が気に入ってくれなかったら生の舞台を観にいけなくなってしまう・・自分の運命が決まってしまう(おおげさだけどそのときは真剣そのもの)という違ったドキドキとでまるで好きな人を親に紹介するような気持ちで(笑)客席に。

忘れもしない旧東宝の2階1列目(プレイガイドに並んでくれた母には感謝)幕があがって間もない頃、ツレちゃんが盛大に台詞をトチリ(笑)悪びれず言い直すという事態が。
(これは・・あまりいい結果にならないかもしれない・・)という不安でその先のお芝居がさっぱり頭に入らず。
休憩時間、母を見ると案の定。。な表情(泣)
そのときの母のコメントはツレちゃんの名誉のために言えませんが(^_^;)ああもう一緒には行ってもらえないなあ・・とガックリ。

でもショーが始まるとその落胆も吹き飛んでしまうくらいひきこまれてしまい。
歌とダンス、ツレちゃんの自由なアドリブに客席が沸き、華やかなスターたちが次から次へと現れて、明日が楽しく幸せに思えるようなフィナーレ。
どうやって外に出てどうやって家に帰ったかわからないくらい。
宙に浮いたような感じってああいうのなのかも・・と遥か昔なのに今でもその感覚を思い出します。


幸せな一日だったけれど、結果はやはり母は宝塚アレルギーになってしまい(涙)その後生の舞台はほとんど観られず・・フランダースの犬状態(ルーベンスの絵が見たいネロのような・・)で・・その恋い焦がれた気持ちがひとりで行けるようになったときに爆発し!?暑苦しい宝塚ファンになってしまったのかも・・(笑)

そんな初観劇だったけれど、しっかりブロマイドは買ってもらった記憶が。



1枚は楚々とした娘役さんだった衣通月子さん。子供心に優しそうな感じに憧れていました。



もう1枚は風美圭さん。
ちょうど退団されるときは、熱中時代真っただ中だったので(笑)幸運にも千穐楽を観ることができて思い出深い男役さんです。
峰ちゃんも若手ホープで活躍されていました。

パンフレットを見ながら、あの色んなドキドキを思い出し・・

ちょうどお邪魔しているブロガーさんが、ツイッターでトレンド入りしていたという#ヅカ初観劇組回りを書かれていたので、パンフレットが見つかった記念に(*^_^*)

花組 初演「風と共に去りぬ」(安奈淳さんサヨナラ公演)
月組 「アンジェリク/仮面舞踏会」
雪組 「去りゆきし君がために」(汀夏子さんサヨナラ公演)
星組 「夕陽のジプシー/ハッピー・トウモロー」

どの舞台も思い出深いですが、はまったのはやはり月組。
ご贔屓に出会ったこともあり、月組は今でも特別な組です☆