ずっと気になっていた映画「チョコレートドーナツ」

4月頃の公開だったのでもう終わってしまったかなと思っていたら・・先月いつもお邪魔しているブログで立て続けに「よかった!!」との記事が!


こうなるとやっぱり観たい!との思いがムクムクと湧き上がり・・(^^ゞまだチャンスがあるのかなと調べてみたら好評につき、新たに限定上映されている劇場がいくつかあるとのことで、これは行くしかない!!と満員のレディースディに何とか潜入?してきました。




観終わって場内が明るくなるのが恥ずかしくなる・・そんな体験は久しぶりでした。


純粋であるがゆえに味わう苦しさや辛さ、同じ魂に惹かれあう心。

真に純粋であること、それを貫きとおすことの強さと尊さ。


実話が元になっている重たいテーマでもあるけれど、表面だけのきれいごとではなく、いやおうなしの現実も人の心の深いところも描いてあるからこそ、信じられる純粋な心。


何をしたいかではなく何をしてあげられるか。

その愛情とは人に対して純粋であることなのかもしれないなあと・・。

色んな心が渦巻く世の中だからこそ、混り気のない真の純粋さに救われるような。

ずっとその心を持ち続けることは、時として難しいこともあるかもしれないけれど、それでも自分もそうでありたいと映画に出てくる、ルディ、ポール、マルコ達を見ながら何度も思いました。


どの役者さんも魅力的だったけれど、やはりなんといってもルディを演じたアラン・カミング!!


トニー賞を受賞した「キャバレー」など舞台の印象が強く、映画をじっくり見るのは初めてだったのですが、哀しさがありながらも透明感があるまなざしと味わいある演技、そしてちょっとした仕草がとてもセクシーでドキドキしてしまいました(*^_^*)

信念を貫きとおす強さと心の痛みを知る優しさ。

真の実力がある人は舞台でも映画でも、その作品を上質なものにしてくれることをあらためて感じました。

素晴らしかったです。


普段買わないパンフレットを思わず買ってしまいました。




3人の笑顔がたまらなくチャーミングです。


大事にしたいものが沢山沢山詰まった、抱きしめたくなるような映画でした(*^_^*)