久しぶりに再演された名作「心中恋の大和路」。
ドラマシティ雪組公演の好評の声を聞き、自分が観劇したときのことが色々蘇り・・またしても記憶の扉が(笑)
今回も思い出話になってしまいますが(^^ゞ・・これから青年館の公演を初めてご覧になる方にはネタバレになるかもしれないので、ご注意くださいませ。
私が観劇したのは剣・こだま版の月組バウホール公演でした。
ちょうど1月だったこともあり、ラストシーンと季節もマッチしていて哀しい寒さがひしひしと伝わってくるようで・・そして名曲でもある主題歌の「この世にただひとつ」。
この名曲とラストシーンのインパクトは非常に大きく、主題歌の持つ重みを歳月を経て強く実感します。
今回の雪組版ではこの名曲を八右衛門を演じる未涼さんが歌ったとのことですが、月組版(初演からずっと)では手代の与平が歌っていました。
当時観ていた友人とこの話になったところ、八右衛門のカタちゃん(桐さと実さん)が歌ったんじゃなかったっけ?と言われて、自分の記憶に自信がなくなり(^^ゞ スカステで放映された「名作の館」で確認したところ、やはり与平の波音みちるさんが歌っていました。
(久しぶりに聴いた波音さんもとてもお上手!!!あの頃の月組の芝居心が反映された歌唱をあらためて実感☆)
今回、未涼さんの歌唱が素晴らしかったと聞いて、あの頃のカタちゃんでも聞いてみたかったなあと思ったり・・。
与平にこの歌をうたわせた演出意図は何だったのか、今さらながら気になりつつも、もう菅沼先生にお聞きすることができないことに時の流れを感じます。
・・・などどわかったようなことを書いておりますが(笑)実はこの当時破滅に向かって進んでしまう主人公にいまひとつ感情移入できなかった未熟な私(今も未熟ではありますが・・(^^ゞ)
翌日のチケットがなかったこともあり友人と神戸異人館に出かけてしまったりしたのですが、その一方でこの作品にドップリはまってムラから帰ってこなくなり忠兵衛に身請けされたのではという噂がたっていた友人(笑)もいたり・・あの冬の寒さとともに色々と懐かしい思い出が蘇ってくるのでした。
今回の雪組公演ではあのときピンとこなかったことや見えなかったものが見えてくるのではないかなと、新たな青年館での再会が楽しみです。
懐かしい舞台写真が出てきました(*^_^*)
この時の2人は本当に美しかった!
セットも音楽も素晴らしく・・まさに名場面中の名場面だなあとあらためて思います。
こういう財産を大事につなげていってほしいなあと・・