開幕してからもバタバタと横目で眺めていたソチオリンピック。

昨夜は唯一リアルタイムで視聴できるチャンス!と男子フィギュアフリーを観戦しました。

全てが終わって・・

今も一番心に残っているのは、高橋大輔選手が滑っていた時の笑顔。

ここまでくるのにきっと想像できないような沢山の色々なことがあって・・その全てを飲みこんで、穏やかに微笑むその笑顔にこれまでの高橋選手の道のりが見えてくるようで、その表情を見ているだけで涙が出てしかたありませんでした。

これまでにも沢山のスケーターを見てきたけれど、フリー4分半が濃密なひとつの物語、ドラマに思える滑りを見せてくれた高橋選手は、得難いスケーターだったことを思います。

スポーツは結果が全てかもしれないけれど、それでも採点を超えた感動が彼のプログラムにはいつもありました。
沢山の魅力的なプログラム。4分半があっという間に思えるスケート。

トリノ、バンクーバー、ソチ、数々の試練の中での3大会出場は本当に立派だったと思います。

長い間本当にお疲れ様でした。沢山の感動をありがとう。


トリノ世界選手権でのフリープログラム「道」
イタリア人解説者が「何度見ても感動する」とコメントしているその言葉に胸が熱くなりました。



【追記】こちらは同じ映像の最新字幕版です。
解説者(プログラムの、音楽の邪魔をせず的確で愛情あるコメントに芸術の国イタリアを感じます)の「これがフィギュアスケートです。技術を磨きつつ、感情を観客と一体化した芸術です」
という言葉。高橋選手の滑りはまさにこの言葉そのものでした。




高橋選手のこれからの道が幸せなものでありますように。