せっかくPCの前にいるので、2012年のあれこれをちょこっと振り返ってみようかなと思います。
年内にちゃんと感想を書くのはもうタイムアウトなので(汗)
あくまで備忘録というか自分のメモ代わりに簡単に(^^ゞ
今年映画館で観ることができた映画(試写含む)は、「人生はビギナーズ」から年の瀬に何とか観ることができた「レ・ミゼラブル」まで以下の全18本でした。
「人生はビギナーズ」
「サウンドオブミュージック」(午前10時の映画祭)
「ゴーストライター」
「ヒューゴの不思議な発明」
「アーティスト」
「スーパーチューズデー」
「わが母の記」
「レンタネコ」
「ル・アーヴルの靴みがき」
「ミッドナイト・イン・パリ」
「マイウェイ」(試写会)
「テルマエロマエ」
「サンセット大通り」(午前10時の映画祭)
「夢売るふたり」(試写会)
「鍵泥棒のメソッド」(試写会)
「ゆれる」(リバイバル上映)
「のぼうの城」
「レ・ミゼラブル」
観たい映画はいつもあるものの、なかなかコンスタントに映画館に行くことができず・・。
「どうしても観たい!」と強く思ったものしか足を運ばなかったこともあり、どれも見ごたえがあって行ってよかったなと思うものばかりでした。
「ゴーストライター」でのポランスキーの映像に引き込まれたり、「レンタネコ」での面白く可愛い猫たちに心なごんだり(*^_^*)
「スーパーチューズデー」はジョージ・クルーニーの監督・プロデューサーとしての才能をあらためて感じた1作でした。彼のためならノーギャラでも出たいという俳優が数多くいるとのことで、ただ人気があるだけでなく、それだけの尊敬を得るに値する映画人であることが鋭く深い作品から伝わってきました。
映画の創生期を扱った「ヒューゴの不思議な発明」とサイレント映画へのオマージュ「アーティスト」。
アカデミー賞でも競った2作品からは、ハリウッドの「原点回帰」を思いました。
技術がどんどん進化しちょっとやそっとの仕掛けでは驚かれなくなってきている映画産業。
その映画が始まったときの夢や情熱に触れること、立ち止まってその原点を考えること。
長く続いてきたものであればこそ、必要なことであり、原点を思い出すことができるからこそ先へ進めるのではないかなと。
「午前10時の映画祭」からもかつての名作をスクリーンで見ることができました。
フィルム上映は今年が最後とのことですが、来年からはデジタルで復活とのこと。
フィルムの質感を味わえなくなるのは淋しいですが、また過去の名作に巡り合える機会があるのは嬉しいことです。
日本映画にはまるきっかけとなったオダギリジョーさんが主演した「ゆれる」。
公開当時、その心理描写の鋭さや無駄がないのに余韻が残る映像に、観る度に感想が変わり違った気持ちになれる面白さにすっかりはまり、何度も通った作品。
西川監督の新作「夢売るふたり」公開記念で久しぶりにスクリーンで再会しました。
今は少なくなっているフィルムの質感が懐かしく新鮮で、映画もまた新たな気持ちで観ることができました。
新作を観た限りでは、個人的には西川さんは対象が女性よりも男性のほうが気負わず深く切り込んで描くことができるような、そんな印象を持ちました。私の中では「ゆれる」は永遠に傑作の1本です。
そして「レ・ミゼラブル」。
詳しい感想はまたゆっくり書きたいと思うのですが、素晴らしかった!!
舞台で観たミュージカルが映画化された作品はどうしてもオリジナル以上のものを感じないことが多かったのですが(「オペラ座の怪人」など)「レ・ミゼラブル」は原作のよさ、ミュージカルのよさがちゃんと伝わる中で、映画ならではの見せ方があり、映画化されてよかったと心から思える作品でした。
今年観た最後の映画がこの1本で本当によかったです。
映画好きな知人の間で評価が高かった「桐島、部活やめるってよ」など見逃した映画も沢山ありますが、まためぐりあえる機会を願って。
そして来年も作り手の情熱が伝わる映画に出会えることを期待しています☆