久しぶりに青空が見られた連休後半。

今宵の月はスーパームーン。
大きく輝く月を見ていると、なぜか不思議な力を感じます。

月から連想する歌は沢山あるけれど、今はこの曲♪

斉藤和義さんの「月光」



日曜に放映されているドラマ「家族のうた」の主題歌です。

滅多にドラマ(というかTV)を見ない私(^^ゞが毎週リアルタイムに視聴している番組で目下の楽しみでもあるのですが、中身以外の話題ばかりがどうも先行しているようで・・(^_^;)

正直始まる前は、あまり期待はしていなかったのですが(^^ゞ、初回を見てスタッフの方たちの熱い情熱が伝わってくるような創りに引き込まれ、回が進むにつれて思いっきりはまってきています(*^_^*)

大人になりきれない落ちぶれたロックスターの主人公早川正義。わがままで好き勝手に生きているように見えるこのキャラクターは、好き嫌いが別れるところではあるかなとは思います。

でも・・・・
子供のまんま大人になった彼と、子供なのに自分を押し殺して大人にならざるを得ない子供たちが、本音でぶつかる場面は、見ていてはっとされられることが沢山あって。
諭すようなことも口当たりのいいことも言わないけれど、本音で話す彼の言葉に、子供たちが普段着ている鎧が脱げる瞬間に、思わずぐっときたり、自分の心に無意識にかぶせているものが外れる気持ちよさがあったり。

大人の社会で生きていたら妥協も我慢も避けては通れない。彼のような大人は迷惑な存在であるかもしれないけれど、どこか皆きっと羨ましさもあって。だから周りがほっておけないんだなあと。

そして、自分がもし子供だったら。今の時代に子供だったら。正義のような存在ってとても大きいような気がするのです。同じようなことしか言わない人ばかりでなく、彼のような人もいるんだと思えることで気づくことや救われることもあるような気がして。

自分を貫くことは、覚悟がいることでもあるけれど、譲れないものを大事にしている主人公の姿からパワーをもらう日曜日。
色々な話題が吹いていても、最後まで番組が続いてほしいなと心から願っています。


主題歌「月光」の歌詞も心に響く言葉が沢山。

「愛しているよといえなくて ひとり歌を唄う あなたと共に歌えたなら とても嬉しい」
「それぞれの歌うたいながら 夜を超えてく」


この歌詞を聞くと、村上龍さんが翻訳したリチャード・バックの「イリュージョン」のあとがきに載っていたバックの言葉を思い出します。

学校というフェンスを出て外の世界ドラゴンワールド(現実の悪意に満ちた世界)に出て、ダメになったときにどうやってそれに対抗するかといえば、自分の歌を唄い続けることだ。
誰かにその歌をやめろ言われても、自分の歌だけは歌い続けるわけだ。

(正確ではありませんが、このような意味・・かな)

時々忘れてしまいそうになるけれど、自分の歌を歌うって大事なことなんだなあと・・・、この主題歌を聞く度にバックの言葉が甦ります。

今夜は月がキレイだから 手を伸ばすよ

今夜は私も手を伸ばしました(*^_^*)