いよいよ明日6/21(6/22の両日)は、剣幸さんの「kohibumi concert in MUSICASA」♪

代々木上原ムジカーサは音響もよく、剣さんの歌声にじっくり浸れる空間。
毎年一番楽しみにしているコンサートです。

5/26付日経新聞の「Monthly Music Salon」に載った剣さんのインタビュー記事には、音楽との出会いや好きなジャズヴォーカリスト(サラ・ヴォーンやエラ・フィッツジェラルドが好きとあって思わず嬉しくなりました(*^_^*))などとともに、今回のコンサートで「センド・イン・ザ・クラウン」を歌う予定とありました!

ミュージカル「リトル・ナイト・ミュージック」のナンバーでもあり、沢山の歌手の方がカバーしている有名な歌ですが、私がこの曲を初めて聴いたのは、剣さんの宝塚時代のよき相棒でもあった桐さと実さん(カタちゃん)が退団の日の千秋楽に歌ったときでした。
カタちゃんのしみじみとした味わいある歌唱とともに、いい曲だなあと心に残ったのですが、その後青山劇場で上演された「リトル・ナイト・ミュージック」を観て、物語の中で綴られるこのナンバーに歌曲のもつ深さを感じました。

以前海外ミュージカルに詳しい友人と話していたときに、「剣さんにはこのリトル・ナイト・・のデジレが似合うのでは」と言われて、いつか彼女の歌うこのナンバーを聴いてみたいなと思っていたのですが・・それがコンサートで聴けるなんて!

タイトルの意味は「ステージにクラウン(道化師)を出して」
これはサーカスで事故があったときに観客の注意を紛らわすために沢山ピエロを送り込む風習から生まれた言葉で、愛人がいる夫とよりをもどしたいと悩むデジレが、相手はまだ空中にいる、だからピエロを送り込んでと歌うという内容だとか。
日本語の歌詞とメロディーラインだけでも惹かれていた曲でしたが、ソンドハイムのナンバーには人生の機微があり、深いなあと感じました。


こちらは名女優ジュデイ・デンチがソンドハイムの80歳のバースデーで歌っているときの映像です。
彼女にしか出せない味わいがあり、心に響きます。



明日は剣さんの歌声でこの歌をどのように感じることができるのか・・楽しみです(*^_^*)