いつもお邪魔しているシェルブールさんのブログで紹介されていた日本ユニセフ協会の「ちっちゃな図書館」プロジェクト


震災の被害を受けた子どもたちがいる避難所に、絵本や児童書などを詰めたミニライブラリー(小さい箱型本棚のようなもの)を設置しようというプロジェクトだそうです。


児童書への思い入れが非常に強い私にとって、是非とも参加したい!と思うプロジェクトだったのですが、もう締切が迫っているうえに、記事を目にしたときはまだインフルエンザで自宅謹慎!?中。


ネット販売で購入して送っても可とのことだったので、早速購入しようとしたのですが、交通事情の関係で締切までに届かない可能性があせる


迷ったのですが、熱も症状も全くないし・・と今日厳重にマスクをして近所の大型書店にでかけ、何冊か購入してきました。



The Best of Times


本当はもっと時間をかけてじっくり選びたかったのですが、あまり人混みにいてはいけないと、子供のころから慣れ親しんだ岩波少年文庫から選んできました。


タンスの奥の扉をあけたら、違う世界につながっていた「ナルニア国物語」のように、本の扉を開けたら違う世界、空想の世界に入り込んで、楽しいひとときを過ごしてもらえたら・・。子供時代にそんな世界を広げてくれた物語ばかりです。


今のこどもたちが、どのような本が好きなのかはわからないままではあったのですが、いわゆる古典といえるような児童文学であっても、時間をかけて残ってきた本の持つ力を信じたいと思います。


今は小学校高学年向け・中学生向けの児童書が不足しているとのことでしたが、ちょっと大きな子供たちにも、男の子にも女の子にも楽しんでもらえたら・・。


ほんのわずかではありますが、本を箱につめているとなぜだか力が湧いてきました。

どうか無事に届きますように。


児童文学者石井桃子さんが遺した言葉です。


本は友だち。一生の友だち。

子ども時代に友だちになれる本、そして大人になって友だちになる本。

本の友だちは一生その人と共にある。

こうして生涯話しあえる本と出会えた人は、仕合わせである。


全国から寄せられた本の数々が、沢山の子供たちの心を照らしますように。


そしてずっとそばにいてくれる「一生の友だち」が沢山できますように。