一度観たいと思いながら、機会を逃していた真心一座の「流れ姉妹」シリーズ。
今回はファイナルということで、吉祥寺前進座劇場での東京最終凱旋公演に行ってきました♪
真心一座 身も心も ザ・ファイナル「流れ姉妹 たつことかつこ エンド・オブ・バイオレンス」
前進座は初めての劇場。
事前に劇場チェックをする時間もなく、飛び込んだのですが、
劇場内には花道があり、なんだかお祭り気分になってきてちょっとワクワク（やはり花道のようなものにはつい反応してしまいます 笑）
そして、座席もなんと花道のすぐ脇！ますます期待が高まります♪
ファイナルにして初めての観劇という私のような観客のために、上演前にこれまでのあらすじがスクリーンに映し出され（ナレーションはナイロン1000℃の廣川さん♪）それを観ているだけでも、おかしくてたまらず、ああもっと早くみておきたかったなあと思ってしまいました。
たつこ・かつこの姉妹を演じる千葉雅子さん(脚本も）と村岡希美さんが実にかっこいい！です(*^_^*)
千葉さんは演出の舞台（去年のこの時期に観た「えれがんす」は最高でした）しか拝見したことがないのですが、小柄な体で縦横無尽に舞台を駆け巡る姿に、役者魂を感じました（しかもあの姿で・・スゴイ！ 笑）
村岡さんは、２年前の「楽屋」でのお芝居がとにかく印象的で私の中では、「ＴＨＥ女優」というイメージなのですが、今回も優しい妹のお芝居から一転してのキリリとした立ち回りまで、とにかくカッコイイ！
坂田聡さん、兼演出の河原雅彦さんもこの姉妹と共にあ・うんの呼吸のお芝居で、回数を重ねてきた歳月を感じました。
ゲストの古田新太さんと、池田成志さんも面白かった！
古田さんは本当に達者だなあと。ここでしか見ることができない古田さんが満載(笑）でお得感タップリ♪
池田さんは、なんと「熱海殺人事件」以来だったのですが、よく通る声は変わらずで、その存在感に圧倒されました。
今回の観劇で、一番感じたことは役者さんの身体能力。
舞台で演じる役者にとって身体能力はその大きな魅力のひとつでもあり、それもお芝居の一部なんだなあと。
花道そばの座席だったこともあり、すぐそばを歩く着流し姿の古田さんや、敏捷に走る千葉さん、村岡さん、そして池田さんのお腹の底から発せられる声・・それらを体感できたこともあり、より一層その思いが強くなりました。
たとえ動かないお芝居であっても、何時間もその役で立っていることができることも身体能力。
映像出身の俳優さんが、初めて舞台に立つ作品を何度か見たことがありますが、2-3時間その役として立っていることができる方は非常に少なく、舞台は体の動きと訓練が如実に現れる場所であることをその都度思い知らされるのですが・・
立ち回りでのポーズの決め方ひとつ、相手役と対峙する瞬間の体から発するエネルギーも、身のかわし方も・・
舞台のすべてはここからなんだなとあらためて感じました。
沢山のエネルギーをもらうことができた舞台でした♪
真心一座の皆さん、お疲れさまでした！
東京ファイナル公演は2/22までですが、最後まで充実した素敵な時間でありますように。