先日の記事に温かいお見舞いコメントをくださった皆様、ありがとうございました!

何よりのクリスマスプレゼントになりました♪


クリスマスプレゼントは色々なものがありますが・・やはり思い出すのは、子供の頃のクリスマスプレゼント。

毎年贈られたのは両親が選んでくれた「本」でした。


25日の朝に枕元に置いてある何冊かの本の包みを開けるときのワクワクした気持ちは今でも忘れられません。

嬉しくて嬉しくて、クリスマスの1日はずーっと本を読んでいた・・そんな記憶がよみがえります。


以前の記事でも書いたことがありますが、全12巻あった「ドリトル先生」シリーズは、小学生の間、誕生日とクリスマスに1冊ずつ買ってもらい、6年かけて全巻を読んだ忘れられない本のひとつです。

ドリトル先生アフリカゆき (ドリトル先生物語全集 (1))/ロフティング
¥1,680
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今年は、まるで子供のころのように扁桃腺を腫らすという(笑)アクシデントがあったおかげで、久しぶりにゆっくりと本を読んでクリスマスを過ごすことができました。



そして・・クリスマスに読み終わった本はコチラ♪


アンナ・カレーニナ (下巻) (新潮文庫)/トルストイ


¥780
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有名な古典ですが、実は今まで一度も読んだことがなく・・明日観劇予定の舞台「アンナ・カレーニナ」の予習をかねて・・と今月半ばから読み始めたものの、上・中・下あわせて1600ページ超の厚さ!

通勤の合間ではとても間に合わないだろうと半ばあきらめていたのですが・・思わぬ休養のおかげ(笑)で完読することができました(*^_^*)


大人になるにつれて長編挫折体験が増えていき(^_^;)なかなか厚い本を読みとおす機会がなかったのですが・・翻訳の木村浩さんの文章が何とも品がよく心地よかったことは、大きな助けになりました。

(どんな名作でも翻訳の文章に違和感があるとドロップアウトしてしまうことがままあるので・・(^_^;))


全3巻を通じて伝わってくるトルストイの思いや情熱、当時のロシアの香りは、木村さんの日本語から伝わるものが大きかったような気がします。


トルストイの原作に感動できるのは、木村さんがより原文のエッセンスをつかんだ美しい日本語にしてくれているからなんだなあと。

(翻訳の日本語は私にとって永遠のテーマなので(*^_^*)、また機会があったら書いてみたいと思っています)


そんなことを思ってしまうのは、子供の頃に「うさこちゃんシリーズ」を訳してくれた石井桃子さんや「ドリトル先生シリーズ」を訳してくれた井伏鱒二さんの日本語で育っているからなのかもしれません。


子供時代に返ったように久しぶりに本に触れたクリスマスでした(*^_^*)



本の感想は観劇後にまたゆっくり書けたら・・と思っています。