箱根駅伝の熱戦に手に汗握り、その余韻で「風が強く吹いている」を読み返して(ここ数年恒例になってます 笑)また涙したりしているうちに、あっという間に三が日も終わってしまいそうです
記憶が少しでも薄れないうちに2009年を振り返ってみようかなと思います。
まずは舞台の感想から。
2009年は何とか前半に上半期のまとめ(らしきもの?)を書いているので→コチラ
下半期のまとめを・・。またもや感想が追いついていないので、一言メモつきです(^^ゞ
7月
#31 ミュージカル「ダンス・オブ・ヴァンパイア」(帝国劇場)
#32 宝塚月組「エリザベート」(東京宝塚劇場)
#33 ミュージカル「サンデー・イン・ザ・パーク・ウィズ・ジョージ」(PARCO劇場)
#34 ミュージカル「スペリング・ビー」(銀河劇場)
#35 こまつ座「兄おとうと」(紀伊国屋サザンシアター)
【一言】
大きかった出会いは「サンデー・イン・ザ・パーク・ウィズ・ジョージ」。1回目の観劇でその世界観にはまってしまい、オリジナルの台本とBWの初演DVDを貸していただいたのが運のつき。ソンドハイムの世界にどっぷり浸かってしまいました(DVDはもしビデオだったら擦り切れていたかもしれません 笑)その結果2回目の観劇時は宮本演出のあまりの違いに呆然としてしまったりしたのですが(^^ゞやはりこの作品に出会えたことは2009年の貴重な財産でした。
8月
#36 こまつ座「兄おとうと」(紀伊国屋サザンシアター)
#37 ミュージカル「サンデー・イン・ザ・パーク・ウィズ・ジョージ」(PARCO劇場)
#38 劇団M.O.P「リボルバー」(紀伊国屋ホール)
#39 ミュージカル「サンデー・イン・ザ・パーク・ウィズ・ジョージ」(PARCO劇場)
#40 こまつ座「兄おとうと」(紀伊国屋サザンシアター)
#41 宝塚星組「太王四神記」(東京宝塚劇場)
#42 こまつ座「兄おとうと」(紀伊国屋ホール)
#43 シスカンパニー「牡丹灯篭」(シアターコクーン)
#44 こまつ座「兄おとうと」(大宮文化会館)
#45 ミュージカル「The Last Five Years」(てあとるらぽう)
#46 TSファンデーションミュージカル「天翔ける風に」(東京芸術劇場)
#47 ミュージカル「ブラッド・ブラザーズ」(シアタークリエ)
#48 ミュージカル「AIDA」(国際フォーラム)
【一言】
観たいもの・はまったもの(笑)が重なりかなり無茶をしてしまいましたが(^^ゞそのおかげで出会えてよかったと思う舞台ばかりでした。「リボルバー」で初観劇のM.O.P。このような大人のお芝居ができる劇団が解散・・とは本当に残念ですが、最後にかろうじて間に合ってよかった!そして2009年で一番好感度が高かった舞台といっても過言ではない「The Last Five Years」。オリジナルのよさを少しでも伝えようとする創り手の情熱が伝わる舞台、キャストの熱演に、少ない上演回数とキャパが何とももったいなく残念でした。どの翻訳ミュージカルも制作側がこのような情熱を持ってほしいと思わずにはいられません。また日本のオリジナルミュージカルに敢えてチャレンジし続けているTSファンデーションも応援していきたいと思っています。お芝居の原点を感じられるこまつ座の作品も見ごたえがありました。
9月
#49 宝塚宙組「逆転裁判2」(赤坂ACTシアター)
#50 劇団キャラメルボックス「さよならノーチラス号」(紀伊国屋サザンシアター)
#51 宝塚宙組「逆転裁判2」(赤坂ACTシアター)
#52 宝塚宙組「逆転裁判2」(赤坂ACTシアター)
#53 ミュージカル「ジェーン・エア」(日生劇場)
#54 宝塚雪組「ロシアン・ブルー/RIO DE BLAVO!」
#55 ミュージカル「ブラッド・ブラザース」(シアタークリエ)
【一言】
9月は後半ギプスと共に過ごした記憶のほうが大きかったりして!?というのは冗談ですが^^ゞ 応援しているスターや好きな役者さんが出ているということを抜きにして作品的には、なぜか「ロシアン・ブルー」が印象に残っています。ちょっと詰め込みすぎかな?とも思ったのですが、作者の大野先生のなるべく多くの人材を使おうとするその気持や作品の中に宝塚らしい甘さを出そうという配慮などが感じられたことが大きいです。宝塚に関しては作品云々以上にいかに生徒に愛情を持って書こうとしているかが私の評価のポイントなので(^^ゞ(宝塚に関しては別カテゴリーのほうがいいかなと思ったのですが2009年はそのままにしました)大野先生・藤井先生には甘いかもしれません(^^ゞ
10月
#56 劇団新感線「蛮幽鬼」(新橋演舞場)
#57 こまつ座「組曲虐殺」(銀河劇場)
#58 「沈黙の声」(紀伊国屋ホール)
#59 ミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」(日生劇場)
【一言】
何といっても初観劇の新感線!これぞ極上のエンタテインメントということを実感しました。客演キャストの使い方の上手さ(堺雅人さん最高!)題材の選び方はもちろんのこと、お客さんを楽しませるということを最優先にした舞台作りに感激し、根強い人気があることがよくわかりました。すっかり影響を受けて、今「モンテ・クリスト伯」(岩窟王)4巻目を読書中です(笑)
11月
#60 ピッコロシアター「モスラを待って」兵庫県立ピッコロシアター
#61 宝塚宙組「カサブランカ」(宝塚大劇場)
#62 宝塚宙組「カサブランカ」(宝塚大劇場)
#63 宝塚花組「外伝ベルサイユのばら/EXCITOR!」(東京宝塚劇場)
#64 「エドワード・ボンドのリア」(シアタートラム)
#65 ピッコロシアター「モスラを待って」(あうるすぽっと)
#66 ピッコロシアター「モスラを待って」(あうるすぽっと)
#67 ピッコロシアター「モスラを待って」(あうるすぽっと)
【一言】
剣幸さん客演ということで初観劇のピッコロシアター。映画の撮影現場を舞台にした作品に、自分がエキストラ出演したときのことを思い出し(^^ゞリアルな笑いを体感しました。久しぶりに大劇場遠征の宝塚宙組「カサブランカ」。子供の頃TVでこの映画を見てすっかり虜になり、デラックスDVDを持っている身としては、いささか物足りない部分がありました。オリジナルが100分足らずの映画なので、できれば1幕ものにしたほうがもっと緊迫感があったようにも思います。(凝縮するからこその余韻が映画にはあったと思うので)「ベルサイユのばら」は当初パスする予定でしたが(^^ゞ1本ものがあまりに続くので、ショーが観たいとの一心で観劇。「EXCITOR!」は久しぶりに心躍る楽しいショーでお芝居を我慢(失礼)した甲斐がありました。藤井先生のショーは、今年観劇した3本どれも気に入っています。何よりも宝塚のファンが何を望んでいるのかという目線に立って創ろうとしてくれるその姿勢を買いたいです。創っている人自身が陶酔してしまっては、観客は決して酔えないものだということを他の先生も大いに感じてほしいと思います。
12月
#68 ミュージカル「グレイガーデンス」(シアタークリエ)
#69 宝塚月組「ラストプレイ/Heat on Beat!」(東京宝塚劇場)
#70 「マレーヒルの幻影」(本多劇場)
【一言】
ミュージカルは10年ぶりという草笛光子さんの「グレイガーデンス」。その凛とした品格ある舞台姿に圧倒されました。もっと早くに草笛さんのミュージカルに沢山出会いたかったなあとも思いましたが、その姿を観ることができてよかった。宝塚月組瀬奈じゅんさんのラストステージもこれまでの集大成が感じられて感動しました。ショーでの裸足のダンス、黒燕尾は本当に素晴らしかった。「マレーヒルの幻影」は麻生久美子さんの初舞台に立ち会えたことが記念になりました。(演出の岩松了さんは役者としてのほうが好みですが・・(^^ゞ)これからもどんどん舞台でも活躍してほしいなと思います。
1年を通じて観た回数は70回。
自分を省みず走ってしまった感のある2009年ですが(^^ゞ出会えたものはよかったものも納得いかないもの(笑)も含めて全て貴重な経験なので、大事にしていきたいなと思います。
2010年はより厳選しつつ、でもこれぞ!というものは見逃さず(これが一番難しいかも(^^ゞ)、無理なくマイペースで観劇できたらいいなあと思っています。
今年も素敵な出会いがありますように・・