本日2/16は、
俳優オダギリジョーさんのお誕生日です
個性派俳優などと称され、とかくそのファッションなどでも話題になることの多い(笑)人でもありますが、
私にとって、オダギリさんとの出会いは「日本映画との出会い」でもありました。
映画ファンではありながら、正直なところ"日本映画はドラマの延長みたいなもの"みたいな偏見がありまして(今思うと何ともお恥ずかしい限りなのですが)邦画を映画館で観るという考えが全然ない日々を過ごしていたのですが・・
ある日、レンタルショップの半額DAYで何気なく借りた「メゾン・ド・ヒミコ」 を観た瞬間、すっかりオダギリさんと日本映画にはまってしまったのでした
映画の内容もとても心に響くものだったのですが、ラストシーン近くで見せたオダギリさんの「ふっ」と笑う何ともいえない微妙な表情に「こんな表情をする人がいるんだ!」と新鮮な驚きと感動があり、レンタルを返却したあとは速攻でDVDを買いに(笑)
ちょうどその頃、私が最もはまった日本映画「ゆれる」 (この映画についてはいつかゆっくり書きたいと思っています)が公開されたのですが、、映画館で観たときの衝撃と何ともいえない余韻はいまだに忘れられません。
スクリーンから感じられる役者さんの息づかい、計算されたショット・・映画はスクリーンで観るという大前提のもとに作られていることを実感した作品でした。この映画の香川照之さんとオダギリさんから目が片時も離せず
観れば観るほどはまってしまいました。
オダギリさんの過去出演作品も片っ端から観るようになり、そこから、それぞれの作品の監督や、共演者の方に惹かれるようになり、公開されたらなるべく映画館に行こうと思うようになり・・オダギリさんや映画館がご縁で今でも交流が続く映画友達との出会いなど・・どんどん世界は広がりました
オダギリさんの出演する映画へのこだわりがとても興味深く、どの映画でもその情熱が強烈な光となって現れていて、ますます日本映画への興味も深くなりました。
ちょうど私がはまった頃は、一番精力的に日本映画に出ていたオダギリさん。(スローペースな人なら10年位かかって出演する本数を1年で撮ってしまっていたようですが 笑)最近のインタビューで、「すっかり大人になって以前のこだわりが何だったんだろうと思う」なんて話してますが(そんなこと言っちゃってるあたりは、まだ大人の途中のような・・ナンテ 笑)
いい意味でのこだわりを持ちつつ、肩の力も抜きつつ、これからも映画界に存在し続けてほしいなあと思っています(久しぶりのTVドラマも楽しみですが、やっぱり映画の人だと思うので)
とういうわけで、私の日本映画への扉を開いてくれたオダギリさんは特別な人のひとりであります。
そのきっかけに感謝しつつ・・
Happy Birthday