心療内科への通院が終わって1年以上経過した。
この1年は、体調がの良い時もあれば、悪いときもあった。
だけど、医者にもかからず、薬も飲まずにいたので、
今までのことを思うとこの1年はかなり体調が良いと思っていました。
健康な人でも、気分の浮き沈みなどのバイオリズムはあるんだよと言われて、
私の体調は悪くないんだと思うようになっていました。


ちょうどその頃、東日本大震災が起こりました。


いろんな友達に大丈夫だったか確認のメールをしたところ、
友人が自殺未遂をおこしていた事を告白されました。
本当にびっくりし、どのようにしてあげればいいのか分からなくて、

自分に出来ることの小ささを痛感し、落ち込みました。


夫の会社は上司からの命令で、一週間程度出勤停止になりました。
放射能の危険回避のためです。
どんどん不安定な気持ちになっていきました。


私が住んでいるところは計画停電の範囲で、
今回の計画停電で最も停電になった第2グループでした。
都内に住んでいる友達は停電になっておらず、
普段とあまり変わらない生活を送っているという話を聞いたら、
今度は不公平感がすごく出てきてしまいました。


うつ病がひどいときに、いつも不公平感が沸き起こってきました。
子供の頃や仕事先などの不公平感。
また不公平感が出てきたので、

体調が悪くなってきたのではないかとどんどん不安になってきました。


そんな精神的に落ち着かない日々を送っていたのですが、
この状況を受け止めることにしました。


そうしたら、夜の停電を楽しもうと思うようになりました。
自分が作った作品に、ロウソクを入れてみました。

すごく綺麗だったので、写真を撮りました。

Baronのひとりごと
そうして遊んでいたら、本当に楽しくなり、暗かった気分が飛んでしまいました。


せっかくなんで、停電にならない人に、うらやましいと思わせちゃえと思い、
写真をメールで送ると、

・素敵
・癒された
・ほんわかした
・和んだ
・停電が楽しそう
・綺麗
・不自由な生活の中からでも、小さな楽しみがみつけられるといいね
・やっぱり上をみないと
・お見事
・煩わしい計画停電も、こんな風に捉え方を変えて楽しむことが必要だね
・癒される気分です
・幻想的で綺麗
・優しい光でほっとした
とすごい反響。


楽しんでいると他の人まで癒されるんですね。


停電地域の人も、停電地域ではない人も、
それぞれ色々と精神的に疲れているという事が分かりました。


なんだか私の気分は、何かあると、
ジェットコースターみたいに上がったり下がったりしています。
でも、ずっと下がったままではないので、なんか大丈夫なような気がしてきました。


通院中に医者からすすめられていた本がありました。
「こころが晴れるノート
うつと不安の認知療法自習帳」
著者 大野裕
発行 創元社


認知療法を自分でやってみる本です。
通院中は辛くて読めなかったけど、今は読めるようになりました。


読んでいるうちに、
気持ちは、考え方に影響されるのが解ってきた。
悪いのは、自分でも他の人でもなく、考え方だということも。
あと、問題解決能力も自分でつけることができそうな気がしてきました。

今は、この本を読みながら、
自分の考え方を良い方に変えて行きたいと思っています。