ひでへいJAZZ日記

ひでへいJAZZ日記

早いもので映画を見始めてから50年。ジャズとは45年の付き合いだ。‘昔は良かった’と人は言うけど、文化は今も生きている。だから、昔も今も両方楽しんでいきたい。
同じ失敗するなら、保守的でいるより、新しいことにチャレンジして、時には失敗する人の方が好きだ。

1951年生まれの僕は、音楽を楽しむうえで、最も恵まれた時代に育ったと言える。幼稚園のころにエルヴィス・プレスリーがデビューし(1956年にブレイク)、中学時代11964年にビートルズが世界デビューした。そして高校時代にレッド・ツェッぺリンの誕生と、ロックンロールからハードロックまでの変遷をリアルタイムで聴いてきた。そしてポピュラー音楽の変遷と並行して、ジャズや映画もまた様変わりし、アメリカが生んだ二大文化として世界に影響を与え続けている。
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日本が漫画・アニメ大国であるのは十分承知しているが、ぼくはアメコミが好きだ。その大胆さとか乱暴さには繊細のかけらもないように見えるのだが、ダーティヒーローを主人公にして悪の限りを尽くす作風にアメリカの暗黒が垣間見えて好きなのだ。この作品「ウォッチメン」は、パトリック・ウィルソンしか知ったは俳優が出てこないし、タイトルで損をしたが、すごい力作でありアメコミ映画中屈指の作品なのである。

 

 

監督のザック・スナイダーは、最近では「ワンダー・ウーマン」や「ジャスティス・リーグ」の監督として健全なファミリー映画マーベルシリーズの常連なのだが、この映画「ウォッチメン」が最高傑作であり、もう1本の「スーサイド・スクワッド」と並んで、アンチヒーローに真価を発揮する大人向け映画の監督なのだ。映画ファンならぜひ観るべし!

 

 

 

 

せっかくのGW10連休だったが、来客や宴会や買い物に追われ映画館には1度だけしか行けなかった。この映画はアベンジャ―ズ・シリーズ4作目にして、マーベルコミックの総決算として期待していた通りの出来栄えだった。前日にシリーズ3作目に当たる「アベンジャーズ・インフィニティウォー」をVIDEOで観ていたので、前作の復讐戦としてテンションも大いに盛り上がり。

 

それにしても、アイアンマン、キャプテンアメリカ、マイティソー、ハルク、ドクターストレンジ、ブラックパンサーなどなど、、、アントマンやスパイダーマンがちょい役扱いで、あ、そうそう、ブラックパンサーまで出てくるのだが、それぞれのキャラクターをうまく配置してエピソードを作り、大いに盛り上げる手法はたいしたもんだ。

 

ただし、3と4で敵役として登場したサノス(ジョシュ・ブローリン)が死んでしまうので、シリーズはこれが最後なのだろうか。マーベルの次回作がどうなるのかとても気になる。

 

女性教授と失業中の夫とその不倫相手の三角関係を描いたドラマで、ありきたり、かつ、地味でもどかしいのに僕には興味深い映画だった。キャバ嬢バイトしている女子大生の裸が素晴らしいという魅力以上に、その展開のもどかしさだ。

普通の韓国映画なら、夫の不倫を知った途端に妻が大暴れして泣き叫びぎゃあぎゃあ大騒ぎとなるだろう。ところがこの作品で妻は、教え子の女子大生が夫の不倫相手とわかったあとで彼女をアルバイト助手に雇い、家に同居させるのだ。妻の留守中に自宅でセックスに励む夫と女子大生との奇妙な三角関係が続いていく。‘いったい、いつこの教授が切れて刃傷沙汰になるのか?’と期待して見ながらも妻は最後まで冷静で静かで韓国女性のヒステリーを爆発させない。教授という社会的地位の高い女性が人間としての素直な感情表現を忘れ、果たして誰が人間らしいのかと問いかけ作品だったのか?

ラストシーン近くで登場人物の一部が死ぬ羽目になるが、最後まで韓国映画らしくなく物静かな語り口だったことに僕は魅せられた。

 

 

いかにもおしゃれなニューヨークライフを連想させるような雰囲気だが、内容は中年になっても自分の個性を確立できない主人公とその妻、周辺の人物像。ベン・スティラー扮する夫は映像作家だがあまり才能がない。ナオミ・ワッツ演じる妻は夫との人生を楽しんでいるが、友人がママになりママ友たちとの付き合いに嫌気がさしてくる。若い友人(アマンダ・セイフライド)に合わせようとするがついていけない。要するにこの夫婦は何を目指して生きているのか。

 

いま最も旬な役者アダム・ドライバーが夫婦をかき回す曲者を演じ、キャスティングはなかなか豪華なのだが、スタイリッシュなだけのニューヨーク物語だった。

 

大富豪の孫が誘拐された騒動を描いたサスペンスだ。誘拐された少年の母親には身代金を払う金がなく、世間の注目は大富豪である祖父のゲティ氏に向けられるが、冷徹な祖父は一銭も払わないという。

ここから先の母と祖父の戦いが熾烈であり、誘拐犯との攻防より見せ場になっている。誘拐犯にはロマン・デュリスがキャスティングされ、イメチェンの汚れ役を演じている。

 

主演のミシェル・ウィリアムスの熱演も見事だが、救出を手伝うゲティ家の警護人役のマーク・ウォルバーグがはまり役だ。

実話をもとに描いた監督リドリー・スコットの演出もさえていた。見ごたえある作品だ。