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ひでへいJAZZ日記

早いもので映画を見始めてから50年。ジャズとは45年の付き合いだ。‘昔は良かった’と人は言うけど、文化は今も生きている。だから、昔も今も両方楽しんでいきたい。
同じ失敗するなら、保守的でいるより、新しいことにチャレンジして、時には失敗する人の方が好きだ。

 

ホラー映画ってジャンルはあまり好んでは観ないんだが、キャスティングに惹かれて観た。「シェイプ・オブ・ウォーター」のギレルモ・デル・トロ監督が製作総指揮をとり、「女神の見えざる手」のジェシカ・チャスティン主演というキャスティングを聞いたら観なきゃ!

 

やっぱりホラー映画の作者はずるい!観客はドキドキしながら見ていて、「そこで!」みたいなタイミングで怖いの出してくるから心臓に悪い。行方不明から5年後に救出された少女姉妹にまつわる不気味な現象の数々。バックにはMAMAと呼ぶ存在がいておどろおどろしい。

結末のリリーが気になった・・・。なぜ行くの?

 

2015年のアカデミー主演女優賞をとった作品だ。誘拐・監禁事件の顛末を描いているが、構成が素晴らしい。冒頭の母と子の会話では狭いながらも楽しわが家風な演出で、一瞬ほのぼのと観てしまいそうになるが、次第に異様な環境が明らかになっていく。二人は5年間ずっと監禁されていたのだ。そして、どうにか脱出するのだが、ほんんとうのドラマの始まりはそこからだった・・・

 

 

子供にとっては何もかも生まれて初めて見る外の世界。そして母親にとっては失われた青春の5年間の傷跡があまりにも大きい。この設定からこういう展開を演出した監督の力量に脱帽した。

 

「キャプテン・アメリカ」のクリス・エバンスが、盾を持ったスーパーヒーローではなく普通のおじさんを演じたヒューマンドラマ。死んだ姉が残した天才娘を育てるダメおじさんだが、少女と向き合ううちに次第に責任感が生まれていく。セレブな祖母との確執や学校教師とのエピソードなどは予想できてしまう展開でありひねりがないが、まあ、ほのぼのしてハッピーな作品。

 

 

一連のマーベルコミックヒーローが次第に普通の作品に出演して演技力を見せてくれるのは、映画ファンとしてうれしい限りだ。

「キャプテン・アメリカ」ファンにはぜひお薦めの作品だ。

 

 

ビル・エバンスというジャズピアノ名人の代表作がこのアルバムだが、ジャズ初心者は絶対にジャケ買いしないだろう。銀行マンみたいなこの風貌がおよそジャズするとは思えないですよね。でも、ファンならだれもが知っている超名盤です。彼のお気に入り曲「枯葉」や「いつか王子様が」というスタンダードナンバーの名曲だらけですが、ひっそりと「Spring is here」て曲が入っている。「春が来たとは言うけれど」なんて変な邦題がついていたりするけど、春を歌うにはいまいちもどかしい曲調ですが、春ってそういうあいまいさがある季節。

 

 

春のもどかしさをひっそり歌うには、サラ・ボーンやカーメン・マクレエではなく、クリス・コナー。「バードランドの子守唄」という名アルバムで実は春をしっとり歌ってます。ところが、ジャケットデザインがひどいです。ヘレン・メリルの名盤と言い、クリスコナーと言い、ジャケット写真がかわいそうすぎますが・・・

 

 

 

 

1年のうちで僕が最も嫌いな‘寒いだけの2月’が終わり、気が付けばもう3月だ。少しずつ春の気配がして、きょうなどは陽気につられて品川公園の桜も咲き始めたかと思うばかりの土曜日。昨日から休暇を取って3連休でもあり楽しい休日だ。

ジャズの世界で春と言えばこの曲「It might as well be spring」 

邦題を「春の如く」というジャズのスタンダードナンバーだ。上の写真はアイク・ケベックという地味なサックス奏者だが、この曲は控えめな演奏と歌が定番で、ジャズマンの誰もが1945年の映画主題歌を牧歌的に追想する。

 

ヴォーカルでは、こてこてに歌うのではなく、ブロッサム・ディアリ―のようにさらっと歌うのが春らしい。

 

ピアノではビル・エバンスのアルバムにひっそりと入っていて、タイトルも「ムーン・ビームスというのだが、ビル・エバンスがあまり片意地はらずさらりと静かに演奏している名盤だ。妻のお気にいりでもある。