能登半島地震と柏崎刈羽原発 | 大平一貴の政治家への険しい道

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新潟県議会議員 おおだいらかずたか のブログです。

規制庁・規制委員会を監視する新潟の会

主催の講演会に行ってきました。

 

以下、講演内容です。

 

阿部由美子氏 (柏崎刈羽市民ネットワーク)

・志賀原発は、異常がなかった発表があったのは発災から1時間だった。早すぎる

・柏崎商工会議所から出された「再稼働の請願」は、会員総意ととれるものであったが、話し合いもせずに出されたものであった

・柏崎市のHPに田中秀一の講演が掲載されている。その講演では、「放射能は怖くない」と語っている

 

阪上 武氏 (原子力規制を監視する市民の会)

「海底活断層の過小評価」

・能登半島地震は、激しい隆起が起きた

・珠洲半島でも隆起した

・段々畑がある場所は、海底で段々になっている海成段丘面になっている

・ゆっくり隆起すると平らにはならないが、一気に隆起すると平らになる

・海成段丘面は、原発の適地として建設されている。

・海成段丘面を引き起こす活断層が必ずある

・海底活断層について地形学者(渡辺満久さん、鈴木康弘さん)と音波探査だけで認定する学者(産業総合研究所の岡村さん)が対立している

・能登半島地震から、地質学者の証左と同じく、海底活断層があることが確認された。

(敷地及び敷地周辺の地質・地質構造調査にかかる審査ガイド)

・顕著な海岸隆起によって累積的な変異が認められる地域では、音波探査だけに頼っては、いけない

・地層が局所的に急傾斜している場所が、活断層によらないと判断する場合は、理由を明確化する必要がある。