2023/09/06 病院事業経営実務講習会2 | 大平一貴の政治家への険しい道

大平一貴の政治家への険しい道

新潟県議会議員 おおだいらかずたか のブログです。

公立病院のCM(コンストラクションマネジメント)方式活用における病院立替成功事例

㈱プラスPM企画営業部 寺西 照夫 シニアコンサルタント

土木部門職員が少ない(1996年がピークで30%減)

公立病院の課題

・赤字

・建物老朽化 →指定管理者(川西は国から補助、川西負担10%)

・公立病院の役割

ゼネコンは、増額になる提案はするが、減額になる提案はあまり行わないので㈱プラスPMがする

合意形成について、㈱プラスPMと医療コンサルが連携し、解決案を作成する

 

病院経営の改善ポイントと取組について

㈱日本経営ヘルスケア事業部 角谷 哲 部長

 

病院経営分析比較表(総務省HPに掲載)

 

人件費 40~60% 看護師が多い、次に医師

材料費 10~30%

委託費 5~20%

設備費 10%

経費 10~30%

その他 数%

 

急性期 稼働率80% / 慢性期 稼働率90% で黒字化

稼働率が少ない場合は、原因を整理する

薬剤の購入価格は、全国一律ではない、販売価格は、全国一律

調達価格の分析を自治体の全国システムを活用し年に1度は調査する

自治体病院は、人件費を触ることはできないが、時間外は見直すことができる

委託費は、分析が難しい。専門領域。(カルテがエンジニアの労働時間と単価などを見る)近隣と比較

委託費は、長期契約と自動更新の場合が多いが見直しをする(使っていない病棟分の減額)

急性期は、利用率の変動が多いので不採算が出やすい

慢性期は、利用率が確定するので採算がとりやすい

自院外来の入院率は、1%

紹介からの外来は、入院率30~50%

救急搬送は、入院率50%

診療報酬算定の適正化が難しい

施設基準届出状況の確認(同じ規模なら同じものを出しているはず、出していなければ出す)

診療報酬のもらい忘れがある。大病院ほど可能性が高い。(システムで対応しなければならない)

診療報酬制度の特徴利用した収益と費用のマネジメントシュミレーションを行う

 

地域医療構想との整合性

24時間365日すべての診療科をいつでも受けられるようにするには、20診療科×医師5人(しかも当直2回/週)医者100人以上400ベッドは、必要→無理

必要病床数は、2025年のデータをもとに算定している。

2025年は、団塊の世代が75歳以上にある

 

医療は、情報の非対称性が高い(勉強し続けている医師と患者)

ピロリ菌は、尿検査で判断できる

ピロリ菌があると胃がん率10倍

胃がんは、胃の内側であれば痛覚神経がないので無痛、胃の外側に出ると痛いがステージ3以上で摘出になる。こういう話を広められるか

自治体病院は、経営管理と人材育成に癖がある。正社員が入れ替わる

病院は、専門職が多く、専門能力を高めるための研修はあるが、事務系に関しては、特にない。しかし、経営管理をしなければならない。

コミュニケーションの4タイプ 感情重視、自分を殺して相手に合わせる、相手を気にせず自分の意見を言う、エビデンスがそろってから自分の意見を言う→このようなことから学ばなければ経営管理できない

地域における病院の立ち位置を間違えると患者、医療スタッフがそろわなくなる

 

↓意味なく 京都らしい