双子が怖い。
双子のひとりを死産してから、とにかく双子の赤ちゃんを見る事がこの世で一番辛い事になってしまいました。我が子の火葬の次の日、病院の最寄り駅の構内で、ダブルのベビーカーに新生児の双子を乗せた夫婦とすれ違いました。多分、同じ病院で産んだのでしょう。母親がなんだか誇らしげに見えました。まさに私がなりたかった姿でした。何の疑いもなく、なる予定だった姿でした。それが目に入った瞬間、動悸がして、胸をえぐられるようなショックを覚えました。術後1ヶ月検診のとき、病院の会計で順番を待っていると、なにやら向こうの方からそっくりな3歳くらいの女の子がふたり、頭から足先までお揃いの洋服を着てこちらへ近づいてきました。すぐ後ろには微笑みながら2人を見守る母親。目に入った途端、やはり動悸がして、胸をナイフで引き裂かれるような、そんな気分になりました。「私もああなるはずだったのに」「どうして私が?」なんでなんでなんでなんで????と、頭の中がパニックになり、気づいたら涙を流していました。その子達とお母さんは、私の前をじゃれ合いながら通り過ぎ、斜め後ろの椅子に座りました。やはりそのふたりは顔がそっくりでした。「○○ちゃん、はい、いい子ね。○○ちゃん、ちゃんと座ろうね〜」母親が2人に話しかけるのが嫌でも耳に入ってきました。何かの拷問を受けているかのようでした。神様、なにも、こんな目にまで合わせなくてもいいじゃないですか。わたし、何かそこまで悪い事したのでしょうか?その双子ちゃんも、そのお母さんももちろん何も悪い事をしていないのに、なんだかいじめられてるような気がして、そんなひねくれた心になってる自分がまた惨めに思えて、泣きながらその場を離れました。そんな症状も、半年経った今となれば少しは緩和されていますが、やはり辛いものは辛いです。今日も、買い物中にエレベーターを待っていると、ダブルのベビーカーを押した夫婦が後からやってきて嫌でも目に入ってきました。目に入るのではなく、無意識に自分から追いかけてしまってるのかもしれません。そのベビーカーに寝てる赤ちゃんは、うちの子たちと同じくらいでした。それをぼーっと見つめる私の押すベビーカーには1人しか居ない。虚しい。とても惨めな気持ちになり、せっかく産まれてきてくれた長女に申し訳なくも感じ、なんだかネガティブのスパイラルにはまります。いい加減、月日も経っているのだし、そんな風に思う事を意識的にやめていかなければいけないな、と思っています。程度の差こそあれ、この先もずっと同じように感じてしまう気がします。それならば、私が頑張って悪い方向に考えないように努力するしかない。そんな覚悟も最近できてきました。